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空の検索で541件の結果が見つかりました。

  • 動画=マスメディアではない・映像制作における事実の重要性

    視聴者の関心度と専門性の違い 情報の深度と構成の違い 時間設定の考え方 訴求ポイントの設定 制作アプローチの違い BtoB映像における「事実」の意味 説得力のある事実の選定と切り口 事実の裏付けと検証 事実に基づく企画立案のプロセス 事実の効果的な表現方法 結論 企業で映像を外注する窓口になる方も、日常的には一般視聴者の立場でマスメディアを通して映像を目にしているため、いざ自身が BtoB -PR映像を企画する側に回ると、どうしてもマスメディアに適した動画を想像してしまうようです。映像制作会社に相談をくださる企業のご担当者の多くが、動画=マスメディアコンテンツという先入観をお持ちです。 ぜひ、ご再考いただきたい誤解です。 近年のデジタルメディアの急速な発展により、TikTokやInstagramのリール、YouTubeショート等に代表されるショート動画の台頭が著しく、企業の映像制作においても「短く」「わかりやすく」という制作指針が金科玉条のように語られています。確かに、一般消費者向けのコンテンツにおいては、この原則は重要な意味を持ちますが、企業間取引(BtoB)における映像コンテンツは、本質的に異なる性質を持つものであり、安易にこの原則を当てはめることは適切ではありません。 視聴者の関心度と専門性の違い BtoC 映像が想定する視聴者は、必ずしもその内容に強い関心を持っているとは限りません。むしろ、関心の薄い視聴者をいかに引き付けるかが重要な課題となります。そのため、短時間で注目を集め、メッセージを伝達することが求められます。 これに対し、BtoB映像の視聴者は、その内容に対して明確な目的意識と関心を持っています。例えば、新規の製造装置の紹介映像を視聴する企業の購買担当者は、その装置の詳細な仕様や性能に関する情報を求めています。このような視聴者に対しては、簡略化された情報ではなく、充実した専門的な内容を提供することが不可欠となります。 情報の深度と構成の違い BtoC映像では、広く一般的な理解を得ることを目的とするため、情報を単純化し、わかりやすく整理することが重要となります。専門用語の使用は最小限に抑え、視覚的な説明や比喩を効果的に用いることで、複雑な情報も理解しやすい形で提示する必要があります。 一方、BtoB映像では、視聴者の専門性を前提として、より詳細な技術情報や運用データ、費用対効果などの具体的な情報を論理的に構成することが求められ、むしろ、過度な単純化や一般化は、必要な情報の欠落につながる危険性があります。 時間設定の考え方 「短く」という原則は、BtoC映像において確かに重要な要素です。注意力の持続時間が限られる一般視聴者に対しては、簡潔な内容で効果的なメッセージ伝達を図る必要です。 しかし、BtoB映像においては、必要な情報を十分に伝達することが最優先されべきです。例えば、工業製品の技術説明映像では、製品の特徴、性能データ、使用方法、保守管理など、詳細な情報を漏れなく提供することが求められますが、短時間に情報を詰め込むことは、かえって理解の妨げとなる可能性があります。 訴求ポイントの設定 BtoC映像では、感情的な訴求や印象的なビジュアル表現が重要な役割を果たします。製品やサービスの魅力を、感覚的に理解できる形で表現することが求められます。 これに対し、BtoB映像では、論理的な説得力が重要となります。具体的なデータや技術的優位性、導入効果など、客観的な事実に基づく説明が中心となり、感情的な訴求よりも、合理的な判断材料を提供することが重要です。 制作アプローチの違い これらの違いを踏まえると、BtoB映像の制作アプローチは、BtoC映像とは異なる視点で検討される必要です。具体的には以下のような点に注意を払う必要があります。 企画段階での情報収集において、製品やサービスの技術的特徴、市場での位置づけ、競合との比較など、より専門的な調査が必要です。 シナリオ作成においては、技術的な正確性と論理的な構成を重視し、必要に応じて専門家の監修を受ける必要があります。 撮影や編集においては、技術的な詳細が正確に伝わるよう、適切なアングルや画面構成を検討する必要があります。 インターネット時代の映像制作において、「短く」「わかりやすく」という原則は、確かに重要な指針となります。しかし、これはあくまでもBtoC映像における 動画マーケティング の原則であり、BtoB映像では視聴者の専門性と目的意識を踏まえ、必要な情報を十分な深度で提供することが求められます。したがって、企画立案の段階から、BtoBとBtoCの本質的な違いを理解し、それぞれの特性に応じた適切なアプローチを選択することが、効果的な企業映像制作の鍵となります。 大衆向けか専門家向けか BtoB映像制作における事実の重要性 ― 企画立案の核心となる「説得力のある事実」の発掘と活用 ― BtoB映像における「事実」の意味 BtoB映像の企画において、最も重要な要素は「事実」です。ここでいう事実とは、その企業が実際に保有する技術力、実績、ノウハウ、研究開発の成果、品質管理体制など、客観的に証明可能な要素を指します。例えば、製造業であれば、独自の製造技術や品質検査システム、農業関連企業であれば、長年の研究から得られた栽培技術や品質管理ノウハウなどが該当します。 これらの事実は、企業の競争力の源泉であり、他社との差別化要因となります。BtoB取引において、取引先となる企業は、このような具体的な事実に基づいて取引の可否を判断します。そのため、映像制作においても、これらの事実を中心に据えた企画立案が求められます。 説得力のある事実の選定と切り口 ただし、企業が持つすべての事実を列挙すれば良いわけではありません。訴求目的に対して説得力を持つ事実を選び出し、効果的な切り口で提示することが重要です。例えば、製造装置の販売促進が目的であれば、その装置が生み出す製品の品質データや、生産効率の向上を示す具体的な数値などが、説得力のある事実となります。 また、これらの事実をどのような視点から切り取り、どのような文脈で提示するかという「切り口」も重要です。例えば、同じ品質管理体制という事実でも、「徹底した品質へのこだわり」という切り口で見せるのか、「効率的な生産体制」という切り口で見せるのかによって、訴求効果は大きく異なってきます。 事実の裏付けと検証 選定した事実については、必ず裏付けとなるデータや証拠を用意する必要があります。BtoB映像では、視聴者である企業の担当者が、提示された情報を詳細に検討することを前提としなければなりません。そのため、説得力のある事実は、必ず検証可能な形で提示できるものでなければなりません。 例えば、「業界トップクラスの性能」と主張する場合、それを裏付ける具体的な性能データや、第三者機関による評価結果などが必要です。また、「豊富な導入実績」を強調する場合も、具体的な導入事例や成果データを準備する必要があります。 事実に基づく企画立案のプロセス 事実に基づく企画立案は、以下のようなプロセスで進めることが効果的です。まず、企業が保有する事実を網羅的に洗い出します。次に、それらの事実の中から、訴求目的に対して最も説得力を持つものを選定します。そして、選定した事実を最も効果的に伝えられる切り口を検討します。 この過程では、営業部門や技術部門など、社内の関連部署との緊密な連携が不可欠です。なぜなら、重要な事実が現場レベルに埋もれていることも少なくないからです。また、選定した事実の正確性や、提示方法の適切性についても、専門部署による確認が必要です。 事実の効果的な表現方法 選定した事実は、映像ならではの表現手法を用いて効果的に伝える必要があります。例えば、製造プロセスの特徴を示す場合、通常では見ることのできない工程を高速度撮影や特殊カメラで可視化したり、データの推移をグラフィカルに表現したりすることで、より説得力のある形で提示することができます。 ただし、ここでも重要なのは、表現技法が事実を正確に伝えることを助ける手段として機能しているかどうかです。視覚的な演出が事実の本質を歪めたり、不必要に装飾的になったりすることは避けなければなりません。 結論 BtoB映像の企画において、説得力のある事実の発掘と、その効果的な切り口の設定は、成功の鍵を握ります。これは、BtoB取引における意思決定が、感覚的な好みではなく、客観的な事実に基づいて行われるためです。したがって、企画者は、クライアント企業が持つ事実を丹念に掘り起こし、訴求目的に沿って最適な形で構成する必要があります。 そして、この作業は単なる事実の列挙ではなく、創造的な企画力を必要とする専門的な仕事です。事実の中から真に価値のある要素を見出し、それを効果的に伝えるストーリーを構築することで、はじめて説得力のある映像コンテンツが生まれるのです。 【関連記事】 メディアを頼らない映像コンテンツづくり マス広告の終焉と動画マーケティングの革新的役割   ©copyrigt2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • 一辺倒の時代のBtoB動画マーケティング

    嬉しい、気持ちいい、楽しい、おもしろい、美しい、怖い、悲しい、醜い、という人間の感情や感覚は、対象物の状態、時間経過、あるいは個人別に違うものです。 さらには、こうした感情、感覚は、その逆「嬉しいvs.悲しい」「美しいvs.醜い」etc...があるからこそ感じるものです。ならば、こうした感情や感覚を映像表現するならば、そうした対極にあるものも見せることで、より深く描きだすことができ、視聴者の共感を得られるはずです。もちろん視聴者が不快になることは避けたいので、表現方法や情報量の調整は細心の注意が必要です。 ショート動画 の性質、性格 多くのショート動画 コンテンツ の多くは、上記のような感情、感覚を映像で捉えたものです。ただし、その映像の中に対極にあるものを配置していることは稀です。絶対値としての時間の問題。それから、対極映像を配置するためには「構成」が要りますが、これも時間の制約から無理です。そうするとどうなるのかというと。 一辺倒な表現物 伝えたい感情、感覚の一極をより強く表現することになります。「どぎつくする」わけです。そうするとどうなるかというと、そうして作られた クリエイティブ は「一辺倒」となります。ショート動画コンテンツは原則、一辺倒な表現物です。「すごい」とか「でかい」とか「おもしろい」という、ひとつの意味しか持っていません。いま、ポピュラー音楽、大衆ファッションにも私は同様のことを感じます。 タイムパフォーマンスを強いているのは誰なのか 使い古されても尽きることがない「情報過多」という言葉。それこそ極端な言い方をすれば、世の中は自分にとっては不要な「ガラクタ情報」ばかりです。 そんなガラクタの中から、自分に必要な事実を効率よく見つけたいという要望に応えるもののひとつがショート動画であり、情報元となるWEBの、 パーソナライズ 機能です。タイパを産み出したのはインターネットで間違いありません。 BtoBで一辺倒は説得力がない BtoC におけるPR映像では、ひとつの情報、一極の感覚・感情を描いてもいいのですが、 BtoB におけるPR映像には、エビデンスや定量表現が必要です。説得力を持たせるには、それらを有効に配置した構成が重要になり、論理的なシナリオが必要です。つまり一辺倒な表現は不適切なのです。 いまショート動画一辺倒の様相を呈している 動画マーケティング ですが、ことBtoBの映像コンテンツの企画制作には、異なる視点が重要であることを、どうか理解いただきいたいと思います。 ©copyrigt2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • Hallucination World 2025

    西暦2025年、インターネットは情報過多の海原と化し、その真偽を見極めることは困難を極めていた。検索エンジンの上位表示(SEO)を追い求めるライターたちは、効率的なコンテンツ生成のためにAIを積極的に活用していたが、その過程で、彼ら自身もまた、AIが生成するハルシネーションの波に翻弄され、意図せず虚像の拡散に加担していたのだ。 In the year of our Lord 2025, the internet had become a veritable ocean of information, rendering the discernment of truth from falsehood an exceedingly arduous task. Writers, in their relentless pursuit of top placement in search engine results, or SEO as it is commonly known, were assiduously employing artificial intelligence for the efficient generation of content. Yet, in this very process, they themselves were becoming ensnared by the tide of hallucinations produced by these digital intelligences, unwittingly contributing to the dissemination of phantoms. SEOライターの多くは、多岐にわたるテーマで記事を執筆する必要に迫られる。彼らは、必ずしも各分野の専門知識を持っているわけではない。そのため、AIが生成した情報が事実に基づいているかどうかを正確に判断する能力に限界がある。AIは、学習データに含まれる偏りや誤り、あるいは単なる偶然によって、もっともらしい嘘や存在しない情報を生成することがあるが、専門知識を持たないライターは、それを真実と見分けられないことが多い。 Many a writer labouring in the vineyards of SEO found themselves compelled to pen articles across a diverse array of subjects, often lacking in personal expertise within those very domains. Consequently, their capacity to accurately judge whether the information conjured by AI held to the tenets of truth was, to put it mildly, circumscribed. Artificial intelligence, influenced by biases and errors ingrained within its training data, or indeed by mere chance, could fabricate plausible falsehoods and entirely non-existent facts. These, alas, writers unversed in the specific fields were often unable to distinguish from genuine knowledge. 彼らは、AIが生成した文章を鵜呑みにし、わずかな修正を加えるだけでウェブサイトに公開してしまう。SEO対策としてキーワードを盛り込み、読者の関心を引くような表現に調整するものの、その根幹にある情報が虚偽であることには気づかない。むしろ、AIが自信ありげに提示する情報に、無意識のうちに信頼を置いてしまうことさえあるのだ。 These individuals, in their reliance, would readily accept the pronouncements of the AI, publishing the generated texts on the World Wide Web with but a modicum of alteration. While keywords were diligently incorporated for the sake of SEO, and the prose was finessed to capture the reader's attention, the fundamental untruth of the underlying information remained unheeded. Nay, more often than not, these writers would unconsciously place their trust in the very information the AI presented with such seeming conviction. その結果、インターネット上には、専門家が見れば明らかに誤りである情報が、SEOライターたちの手によって大量に拡散されることになる。検索エンジンのアルゴリズムは、キーワードの一致やウェブサイトの構造、被リンクの数などを重視するため、内容の正確性よりもSEO対策が施された記事が上位に表示されやすい。無知なライターたちが生成し、最適化したハルシネーションは、真実の情報を駆逐し、人々の認識を歪めていく。 The inevitable result was a prodigious proliferation of misinformation across the internet, patent falsehoods readily apparent to the discerning eye of the expert, yet disseminated in vast quantities by these SEO scribes. The algorithms governing search engines, with their emphasis on keyword matching, website architecture, and the sheer number of backlinks, tended to favour articles optimized for SEO over those possessing genuine accuracy. The hallucinations, birthed by ignorant writers and then meticulously optimized, were thus supplanting truthful information, insidiously warping the perceptions of the populace. さらに、SEOライターたちは、互いの記事を参考にしながらコンテンツを作成する傾向があるため、一度ハルシネーションが拡散されると、それが連鎖的に増殖していく危険性がある。あるライターがAIによって生成された誤った情報を記事にすると、別のライターがそれを引用したり、言い換えたりすることで、誤情報がまるで複数の情報源から発信されているかのように見えてしまう。 Furthermore, the tendency among SEO writers to draw inspiration from one another's work fostered a perilous chain reaction in the spread of these digital mirages. Should one writer incorporate a falsehood generated by AI into their article, another might then cite or paraphrase this very error, lending the illusion that the misinformation emanated from multiple independent sources. ソーシャルメディアは、この問題をさらに深刻化させる。SEOライターたちが作成したハルシネーションを含む記事は、ソーシャルメディア上でシェアされ、共感や反感を呼び、瞬く間に拡散される。感情的な反応を引き起こしやすい偽情報は、論理的な検証を経ることなく広がり、人々の意見や行動に大きな影響を与える。 The advent of social media served only to exacerbate this already dire predicament. Articles, replete with the hallucinations crafted by SEO writers, were shared across these platforms, inciting both agreement and indignation, and thus propagating with astonishing rapidity. False information, particularly that which stirred emotional responses, spread unchecked by logical scrutiny, exerting a significant influence upon public opinion and behaviour. その結果、インターネットは、SEOライターたちによって増殖された無数のハルシネーションで溢れかえり、情報の信頼性は著しく低下。人々は何を信じれば良いのかわからなくなり、陰謀論やフェイクニュースが蔓延するようになった。専門家の意見や科学的な根拠よりも、SEO対策が施された誤情報の方が、一般の人々の目に触れる機会が多くなり、社会全体の知識レベルを低下させるという悪循環が生じていた。 Consequently, the internet became inundated with a veritable multitude of hallucinations, propagated by these SEO writers, leading to a precipitous decline in the reliability of information. Individuals found themselves adrift in a sea of uncertainty, unable to discern what to believe, and thus conspiracy theories and spurious news flourished. Misinformation, meticulously optimized for search engines, gained greater visibility than the considered opinions of experts or the solid foundations of scientific evidence, creating a vicious cycle that eroded the overall level of knowledge within society. そして、この無知による虚像の拡散は、社会の様々な領域に深刻な影響を及ぼしていく。医療、経済、政治、教育など、あらゆる分野で誤った情報が広まり、人々の判断を誤らせ、社会全体の機能不全を引き起こす。SEOライターたちは、自らが拡散している情報が虚偽であることに気づかないまま、無意識のうちに社会を蝕む一端を担ってしまっていたのだ。 And this dissemination of phantoms, born of ignorance, began to exert a profound influence across the diverse domains of society. In medicine, economics, politics, education – indeed, in every conceivable field – erroneous information spread, leading to flawed judgments and a systemic dysfunction within the very fabric of society. The SEO writers, oblivious to the falsity of the information they were propagating, unwittingly played a part in the insidious erosion of the social order. SEOライターたちの無知と、検索エンジンのランキング至上主義、そしてソーシャルメディアの拡散力が複合的に作用し、インターネットは巨大なハルシネーションの温床と化した。 無知が生み出す虚像の連鎖は、静かに、しかし確実に、人類文明の根幹を崩壊させ、人類は真実と虚偽の区別がつかなくなった世界で、生きる判断を下すことができなくなり、破滅へと向かっていくのだった。 The confluence of the SEO writers' ignorance, the search engines' unwavering devotion to ranking, and the amplifying power of social media had transformed the internet into a vast breeding ground for hallucinations. This relentless chain of phantoms, born of ignorance, was quietly, yet inexorably, undermining the very foundations of human civilization. Humanity, increasingly incapable of distinguishing truth from falsehood, would find itself unable to make sound judgments in a world shrouded in illusion, and thus, would stumble inexorably towards its own ruin.

  • 無作為思想の拡大 - ズームとかパンはもう古い? - 映像作家の存在理由

    Facebookのニュースフィードに流れてきたコラム広告が目に入り、冒頭の一行が気になってクリックしてしまった。うろ覚えなので仔細が違ってたら申し訳ないが、要約する。 あるコラム(筆者はプロビデオカメラマン) ▶︎あるオーケストラのステージでの演奏の撮影の仕事を、若い仕事仲間に任せた ▶︎演奏を終えて、満場の歓声に応え挨拶をする指揮者(だったかどうか忘れた・・・)が感極まって涙を流すと、その若い カメラマン は指揮者の顔に ズーム して見せた ▶︎ズームは視聴者に対して押し付けがましいことなのですべきではない これもうろ覚え(FBのニュースフィード広告のリンク先だったので、もう一度読もうと思っても見つからない・・・)なのだけれど、筆者は年齢的にはそう若くない人だったと思う。 「ズームアップは押し付けがましい」 という感覚が、この世代まで拡がっていることに、少々驚いた。 もちろん、コンテクストやサイズのBefore&Afterによってはイヤラシイ印象を与えることがあるだろう、と僕も同意する部分はある。 「映画」や「ドラマ」でズームを使うと少々時代がかってしまうというか、B級映画感が出てしまう。さらに「 パンニング 」も狭い画角で速いものだと、これもB級っぽくなってしまう。 どうしてズームやパンは「古い」のか これは、逆にどうしてズームやパンが必要であったかを考えれば簡単なことだ。 解像度がとても粗かった ハイビジョン 放送が当たり前になる前の SD 規格は 解像度 が粗い(640×480pixelとか720×480 pixel )ので、人の全身を捉えたような画像だと、顔は涙はおろか表情さえ表現できなかったから。涙が判読できるように見せるにはアップするしか無かったのである。 昔は画面の視野角が狭い アスペクト比 (画面の縦横比)が小さい(4:3から始まった)ため、画面に映すことができる視野角が狭く、映したいものが画面に入りきらなかったからに他ならない。だからカメラの向きを三脚の中心を支点にして回転(パンニング)して、被写体の位置的関係を維持したまま、フレームを横移動していくしか無かったのである。 もちろんカットを割って「 ロング 」と「 アップ 」で繋ぐという方法もあるけれど、これだとそれこそ「はい、次はここを見てください」と押し付けがましいし、視聴者の目に切り替わりのショックがあり、気がそれるのも避けたい・・・そんな理由だったに違いない。 高解像度になると 現代の アスペクト比 が大きい(横長になった)高解像度画面であれば、広い画角内のものが全部細かく見えているので、視聴者の目が見たいところを探して見てくれる・・・はずである。だからパンとかズームは使う必要がないはずである・・・ということではないか。 制作者的にはそうは考えない カメラマンの目には、 フレーム に収まっている画像は全部目に入っているのはあたりまえなのであるが、視聴者は情報量の多くなった画面のどこを見ているかは、人それぞれである。 もしかしたら肝心の涙に気づかないかも知れない。  制作者としてはそれが重要な鍵になっているコトであれば、画面内に映っているからと言って、それを見てくれなければ制作意図が伝わらなくなってしまう・・・。 だとしたら少々押し付けがましかろうと、「ここ見てね」とレンズを向けたくなる。 制作物から作為(作意)を消したらどうなる? 極論すると、カメラは シーン 全体を捉えるまでワイド側にして固定しておけばいいことになってしまう。その画像の中のどこを注視するかは、視聴者の任意である・・・と。 果たして視聴者は、その映像からどんなメッセージを受け取るのか? それこそ「千差万別でいい」のならば、制作者は何のために居るのか? 無作意思想? 極論を書いたが、けっきょく「程度問題」「さじ加減」なのだろう。 けれど、どうも昨今の若手?(だけでなく年長にも拡大してきた?)映像作家の、こうした無作意思想が何を求めて拡がっているのか、どうも不可解である。 そう、これは我々のRaison d'etreの問題なのである。 ズームとかパンはもう古い? ※2020/01/02に掲載した記事を再掲しました。 【関連記事】 映像 演出に 含まれる7つの哲学領域 忍び寄るものを予感させる 演出と カメラワーク、カット割り 今も残る動画や映像の性差表現技法 ©copyright2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • 常識を上書き保存するインターネット×生成AI

    最近、最も驚いたのは「 カット編集 とは?」とネットで検索すると、ほぼ100%が「 カット編集とは、動画素材の中から不要な部分を削除し、必要な シーン をつなぎ合わせる編集方法です。」という解説であることに気づいたことです。 「編集の基本はカット編集だ!」 20世紀から映像制作に携わって、演出か編集をしてきた人ならば、先輩からこの教えを受けてきたものと思います。勘違いしないでいただきたいのは、この場合のカット編集とは「 ディゾルブ や ワイプ といった トランジション を介さずに、 カット とカット を直接接続する映像編集 」のことです。 テープ編集時代の オフライン 編集機材は、A/BロールどころかA→B編集で「 カットつなぎ 」することしかできませんでした。つまり「カット編集だけしかできない」ものでした。しかし、この「カット編集」だけで映像の流れは問題なく表現できているべきで、トランジションや エフェクト をかけないと成立しない カット割り は未熟だ、と言われていたのです。 つまりカット編集とは、「カット割り」の技能とセットになった作業概念であり、単なる編集ソフトの操作法とか、素材のトリミング法ではなかったのです。 原因・ノンリニア編集ソフト操作方法解説文書からの定着 Adobe Premiere Proのチュートリアルに「カット編集の方法」という項目があるのは当たり前ですし、この場合が指しているのが、クリップの切り取り方であることに違和感はありません。 Premiere Proを学ぼう!STEP1. 基本操作とカット編集を覚えよう 生まれて初めて使った映像編集ソフトの指南書に「カット編集とは、不要部分を削除すること」とあれば、カット編集という言葉の理解が、これで定着するのも当然でしょう。 WEB上がこの解釈一色 言葉の解釈が流転することは私も同意しています。カット編集の定義を元に戻せなどと、やぼなことは言いません。でも、思うのです。 私よりひとまわり下の世代でも、プロダクションに所属したことがある人なら、カット編集の意味に「カットつなぎだけでやる編集」という解釈があることは知っていると思います。まだそう考えている人も沢山いるものと思います。 ただ、そのことがまったくWEB世界には出てこない。当然、生成AIも頑として「 不要な部分を削除すること」という説を曲げません。 この状況を目の当たりにする今、世界中の様々な社会で、言葉の定義や概念の理解が急速に生成AIに支配され、変化しているのではないのか? 知らぬ間に常識が上書きされて変容している・・・。 疑心暗鬼な今日この頃です。

  • ラジオ時代の終焉を飾った名物ディレクター・加藤与佐雄さんが亡くなった

    びっくり。亡くなっていたんですね、加藤与佐雄さん。元東海ラジオのディレクターだった方です「ラジオはもう終わった。これからは映像の時代だよ。」と35年前に僕に言った方でもあります。 与佐雄さんがミッドナイト東海(宮地佑紀生さん担当)の ディレクター をされていた時、僕は大学生でしたがアルバイトで番組のAD兼ミキサーとして約3年間彼の下で働いていました。 名古屋・地元タレント宮地佑紀生さんがパーソナリティで、2時間以上の生放送なのに台本は無し。進行表代わりの、その日に放送する楽曲を10曲前後選んだ「選曲表」一枚を番組前につくるだけ。進行の打合せもほとんどしない。 本番はリスナーからの手紙(ハガキの選定は宮地さんが事前に行っているけれど、その内容は与佐雄さんも知らない)を読み上げる宮地さんの喋りのノリから生まれる、空気感(リスナーが今どんな気分か)を捉えて、その場で演出していく手法が与佐雄さんのスタイルでした。 突然「神野!レコード室から◯◯のレコード持ってこい!」と走らされることも度々。息を切らせて戻りターンテーブルにレコードを載せると、与佐雄さんは一瞬の躊躇いもなく針を盤面に落とし、スタートボタンをトンと叩く、と同時に min.になっているフェーダーをスーッとアップ。すると見事に宮地さんの喋りに同期してスタジオのムードが最高潮に盛り上がる・・・。なんてことを何度も経験しました。あらかじめ選曲しておいた曲がぜんぜん掛からなかったこともしょっちゅう。 いい番組にするためなら、予定なんかどんどん飛ばしちゃう。あらかじめ番組の構成を「コーナー」で区切るような進行もとても嫌っていて、とにかくその場のノリと空気を拾って、それを最大限にリスナーに楽しんでもらうことだけを考えていたように思います。 社会人になってからは、一度番組の同窓会のような特番企画で招集がかかりお目に掛かっただけで、晩年のご活躍は時々風の便りに聞くだけでしたが、まさか亡くなっていたとは存じあげず、葬儀、お別れの会にも出られませんでしたこと、残念です。 キューの振り方やら、ターンテーブルの扱い方やテープの頭出しやら・・・。そういう所作もやけにカッコ良かった与佐雄さん、どうか安らかに。ご冥福をお祈りします。 2025年5月16日追記) 今朝ふと思い至ったことがありますので記します 僕と同じように与佐雄さんのことをブログに書かれている方のひとりが、あの 布袋寅泰 さんなのですが、思い起こせば、たしか1983年のこと。 BOØWYが大須のライブハウス、エレクトリック・レディ・ランド(通称E.L.L.)でライブをした日が、ちょうと番組放送日(放送が始まるは24時30分頃)でした。 いつものように僕が夜9時ごろ局入りすると、タレントルーム(放送前のスタッフやタレントの控え室)で与佐雄さんが僕に「おい神野、ちょっとつきあえ」と言って、 タクシーで 連れて行かれたのが、そのE.L.L.でした。 そこで、あの地下室の天井が低いステージで、 真っ白なスーツを着たデカい男性が凄いギター演奏しているのを目撃しました。第一印象は「なんという背が高い人だ」と思ったことと、この音楽は「なんかスゴイ」でした。 本題はここからなのですが、それまで与佐雄さんが僕にそういう誘いをすることが無かったので、この時はちょっと不思議でした。今朝気づいたのは、そもそもそんな誘いをすることがなかった人が、どうしてその日だけ誘ったのかということです。 思い至ったのは、 当時大学生だった僕の反応を見たかったのかなと言うことです。 今思い出しても、 与佐雄さんらしかぬ行動です。人の話(意見)なんかまったく興味ないという人でしたから。たぶん、あまりに BOØWYに惚れ込んでしまったで、誰でもいいから共有したかったのでしょう。 あの日以降、 与佐雄さんは 毎週 BOØWYのレコードを掛けまくるようになりました。 ところで、まったくどうでもいいことですが、タクシーで大須に向かう時も 与佐雄さんは、 当時どこかのプロモーターにもらった、ハンチングワールドのショルダーバッグを大事そうに膝に抱えていたことも思い出しました。 【関連記事】 映像は想像力を奪う、かも ちょっと硬派な私 放送業界の内輪ノリと丸投げ ©copyright2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   ブログ   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語索引

  • 同録とは撮影と同時に音を録音すること

    ビデオカメラが回っている時は録音もしていた昔 昔から放送用、業務用、民生用に関わらず、ビデオ専用のカメラにはマイクが付属しているか、セットになったマイクをワンタッチで取り付けられるようになっていて、だいたいの撮影現場では、編集で音を活かす活かさないに関わらず、カメラを回す時は、現場の生音も同時に録音していました。こういう音を拾うマイクを「ノイズマイク」と言ったりします。そして拾った音は「ノイズ」です。今でも言うのかな? ノイズというくらいですから、その音は現場の雰囲気や、周辺にいた人が喋った音、何かが発した音、何から何まで入っていて、ほとんど場合、現場の雰囲気音としか使えません。   人の声を録る時は専用のマイクを 講演者の声や、インタビューの声、人のしゃべりをちゃんと録音しようとすると、必ず別にマイクを用意して、喋っている人の口にできるだけ近い位置(オンマイクという)に設置しなくてはなりません。 イベントであれば PA (拡声装置)のミキサーアウトもラインでもらって、専用で立てたマイクの他に、カメラの別チャンネルに同時に録音します。 これらをやるには音声さんという専門のスタッフが必須です。   デジタル一眼レフカメラの時代がきて さて、ご承知の通り今の時代、デジタル一眼レフカメラ( DSLR )による動画撮影が増えてきて、中にはそれ専門の カメラマン もいます。DSLRは原則的に写真用のカメラですので、動画を撮影する機能は副次的に考えられていて、ほとんどの場合マイクは付いていないし、マイクを接続する仕組み(入力ジャックなど)もオマケのようにしか付いていません。音量をコントロールする方法も不便なものです。 多くのDSLR撮影現場では同録せずに音無しで録画しています。編集で音楽を被せてしまうので「現場の雰囲気音」は無用のようです。 たいがいの現場はカメラマンひとりという現実からして、手が回らないので仕方がないこととも言えます。   音声収録の大切さを再認識 しかしDSLR映像のひとつの典型である インタビュー の場合、音声は非常に重要な要素なので、これが綺麗に録れていないと元も子もありません。 このことはさすがに最近では意識が高まってきたようで、ピンマイクやガンマイク、 ミキサー を持ち込んで収録するようになってきたようです。別録機器も用意するようになりました。 ただ肝心な「 モニター 」(音声を聞きながらチェックする)の方法がイヤホンでは、狙った音声がクリアに適正なレベルで、ノイズなく収録できているかは、とてもわかりません。最低限密閉型のヘッドフォンで確認して欲しいもの。   リアルタイムモニタリングこそ重要 そして、音が入っているかチェックするだけでなく、録音している音が編集でちゃんと使える音なのか、リアルタイムで常時チェックし続けて欲しいと思います。 スタッフの誰かが咳払いをしたタイミングでインタビューがいいこと言ってる、なんてこと結構あります。建物の外の車のエンジン音というのは、案外拾っているものです。 余談ですが 大昔ですが、私がラジオ局のマスターでミキサーをしていた時、調整室の裏の機器ラックの中で、いつもオープンリールデッキの10インチリールが 4.75 cm/sec .のスピードで回っていました。たしかあれを「 同録 」と呼んでいて、オンエアされている音声を24時間365日録音していたことを思い出しました。   リアルタイムモニタリングこそ重要    【関連記事】 映像制作用語辞典【同録】 音声は 嫌われ者!?WEB動画の視聴環境 映像に入れる 声や 音楽のレベルのこと ©copyright2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • 日・米・英・仏の企業映像業界

    イギリス: イギリスの企業映像制作業界は、クリエイティブなアプローチと芸術的な手法が特徴です。映画や広告業界の影響を受けており、ストーリーテリングやビジュアルの美しさに重点を置いています。企業映像は、ブランドの魅力やメッセージを伝えるための重要なツールとして位置づけられています。イギリスでは、映像制作プロダクションは、映画や広告の分野での優れた実績を持つ才能豊かな映像製作者やプロデューサーが中心となっています。 フランス: フランスの企業映像制作業界は、芸術的な要素と社会的なメッセージの組み合わせに特徴があります。映画の伝統や文化的な背景が映像制作に反映されており、美的な視点やストーリーテリングの力強さが求められます。企業映像は、フランス企業のイメージや価値観を表現するための手段として位置づけられています。フランスの映像制作プロダクションは、芸術家や映画製作者のような クリエイティブ なアプローチを持ちながらも、ビジネスのニーズに合わせたプロフェッショナリズムを提供しています。 米国: 米国の企業映像制作業界は、広告やマーケティングにおけるリーダーシップと革新性を持っています。多くの大手 広告代理店 や映像制作会社が存在し、高度なテクノロジーとクリエイティブなアプローチを駆使して企業映像を制作しています。また、企業映像は、社員や顧客とのコミュニケーションだけでなく、ブランドイメージの構築や製品の宣伝にも使用されます。米国では、映像制作プロダクションは多様なスキルセットを持つクリエイティブなプロフェッショナルからなるチームで構成され、革新的なアイデアやストーリーテリングの手法に重点を置いています。 日本: 日本の企業映像の制作状況は、伝統的なビジネス環境と文化の影響を受けています。企業映像の制作は、多くの場合、内部の広報部門や広告代理店によって行われます。これにより、企業映像は主に企業の社員や顧客に向けたコミュニケーションツールとして使用されます。また、日本の企業映像はしばしば教育や研修目的にも使用されます。映像制作プロダクションは、ビジネスビデオや広告制作などの幅広いサービスを提供しており、技術の高い品質やクリエイティビティに重点を置いています。 世界の映像制作教育機関(米英仏独) いわゆる先進国とい言われる欧米では、当然ながら映画の歴史も長く文化として定着していて、映画制作の知見や技能の伝承の重要性が認識されていて、その蓄積量は日本とはかけ離れています。また、それぞれのお国柄を反映した教育カリキュラムを持っているようにも見受けられ、興味深いと同時に、日本においてもそうした特徴ある映像教育が深まっていくことを願ってやみません。私に権威や名声があれば考えるのですが。 世界の映像制作教育機関(米英仏独) アメリカ合衆国の映画学校 1. ニューヨーク映画アカデミー(New York Film Academy) https://www.nyfa.edu ニューヨーク映画アカデミーは、映画制作、アクティング、アニメーション、VFXなどの幅広いプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は実際の映画制作プロセスに参加します。学生からの評判も高く、教師陣の経験豊富さや教育環境の質が高く評価されています。 2. ロサンゼルス映画学校(Los Angeles Film School) https://www.lafilm.edu ロサンゼルス映画学校では、映画制作、音響エンジニアリング、アニメーション、音楽制作などの分野でプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なプロジェクトに重点を置いており、学生は実際の映画制作現場で経験を積む機会があります。学校は最新の設備を備えており、学生の就業に対する準備度と産業界とのつながりが高く評価されています。 3. アメリカン・フィルム・インスティチュート(American Film Institute) https://www.afi.com アメリカン・フィルム・インスティチュートは、映画制作、テレビ制作、スクリーンライティングなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは理論と実践を組み合わせた総合的なアプローチを採用しており、学生は映画制作のすべての側面について学びます。教育の質と卒業生の成功は高く評価されており、業界内での信頼性も高いです。 4. ユニバーシティ・オブ・サザン・カリフォルニア(University of Southern California) https://www.usc.edu ユニバーシティ・オブ・サザン・カリフォルニアは、映画テレビ学部(USC School of Cinematic Arts)を有していますカリキュラムは理論的な学習と実践的なプロジェクトを組み合わせており、学生は映画制作の幅広いスキルを習得します。同学部は業界との緊密な関係を持っており、卒業生は映画やテレビ業界で高い評価を受けています。 5. カリフォルニア芸術大学(California Institute of the Arts) https://calarts.edu カリフォルニア芸術大学は、映画・ビデオ、アニメーション、映画音楽などのプログラムを提供しています。カリキュラムはクリエイティブなアプローチを重視しており、学生は自分のビジョンを追求しながら映像制作技術を学びます。カリフォルニア芸術大学は創造性に対する環境と支援が高く評価されています。 6. フルセイル大学(Full Sail University) https://www.fullsail.edu フルセイル大学では、映画制作、ビデオゲーム制作、音響エンジニアリングなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに焦点を当てており、学生は実際のプロジェクトを通じてスキルを磨きます。業界との連携や卒業生の就職率の高さが評価されています。 7. エンパイア・ステート・カレッジ(Empire State College) https://www.sunyempire.edu エンパイア・ステート・カレッジは、映画制作、ビデオ編集、映像制作などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに加えて、映画理論や映画史にも焦点を当てています。教育の柔軟性やキャリアサポートの充実が評価されています。 8. ロチェスター工科大学(Rochester Institute of Technology) https://www.rit.edu ロチェスター工科大学では、映画制作、アニメーション、ビデオ編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは技術とクリエイティビティの両方に重点を置いており、学生は映像制作技術の実践的なスキルを習得します。工学的なアプローチや産業界との関係が高く評価されています。 9. ヴァンダービルト大学(Vanderbilt University) https://www.vanderbilt.edu ヴァンダービルト大学では、映画制作、映画理論、映画史などのプログラムを提供しています。カリキュラムは理論的なアプローチを重視しており、学生は映画の批評や文化的なコンテクストについて学びます。教育の品質とアカデミックな環境が評価されています。 10. ブルックリン・カレッジ(Brooklyn College) https://www.brooklyn.edu ブルックリン・カレッジでは、映画制作、映画理論、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なスキルと映画の理論的な理解を組み合わせて教育しており、学生は映画制作の全体像を習得します。教育の総合的な品質と創造性への支援が評価されています。 英国の映画学校 1. ナショナル・フィルム・アンド・テレビジョン・スクール(National Film and Television School) https://nfts.co.uk ナショナル・フィルム・アンド・テレビジョン・スクールは、映画制作、テレビ制作、アニメーション、VFXなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は業界標準のスキルを習得します。同校はイギリスの映画界およびテレビ番組制作界で非常に高い評価を受けており、卒業生は業界のトッププロフェッショナルとして活躍しています。- 2. ロンドン映画学校(London Film School) https://lfs.org.uk ロンドン映画学校は、映画制作、スクリプトライティング、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに重点を置いており、学生は自主制作映画の制作やプロフェッショナルな映画プロジェクトに参加する機会を得ます。同校は映画制作の技術と創造性の発展に注力しており、業界内で高く評価されています。 3. バーミンガム市立大学(Birmingham City University) https://www.bcu.ac.uk バーミンガム市立大学では、映画制作、テレビ制作、デジタルメディア制作などのプログラムを提供しています。カリキュラムは理論と実践の両方をバランス良く取り入れており、学生は実際のプロジェクトや業界のシミュレーションに参加します。同大学は映画界およびテレビ番組制作界での卒業生の成功を誇りにしており、産業界との強いパートナーシップが評価されています。 4. ブリストル大学(University of Bristol) https://www.bristol.ac.uk ブリストル大学では、映画とテレビ制作、映画理論、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは映画の理論と実践を組み合わせており、学生は映画制作の技術とクリエイティブなスキルを磨きます。同大学は映画界との強いつながりを持っており、卒業生は映画業界での活躍が認められています。 5. グラスゴー・カレッジ・オブ・アート(Glasgow School of Art) https://www.gsa.ac.uk グラスゴー・カレッジ・オブ・アートでは、映画制作、アニメーション、VFXなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは技術的なスキルと芸術的な表現を組み合わせており、学生は映像制作の幅広い領域において創造性を発揮します。同校の映画制作プログラムは業界内で高い評価を受けており、卒業生は映画界でのキャリアを築いています。 6. ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Art) https://www.rca.ac.uk ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでは、映画制作、アニメーション、ビジュアルエフェクトなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは技術と芸術の融合を重視しており、学生は映像制作の高度なスキルとクリエイティビティを磨きます。同校は映画界およびテレビ番組制作界での革新的な取り組みが評価されており、卒業生は業界のリーダーシップを発揮しています。 7. ノッティンガム・トレント大学(Nottingham Trent University) https://www.ntu.ac.uk ノッティンガム・トレント大学では、映画制作、テレビ制作、メディアプロダクションなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映像制作の技術とビジネススキルを学びます。同大学は産業界との協力関係が評価されており、卒業生は映画業界やテレビ番組制作業界でのキャリアに成功しています。 8. ファルマス大学(Falmouth University) https://www.falmouth.ac.uk ファルマス大学では、映画制作、テレビ制作、デジタル映像制作などのプログラムを提供しています。カリキュラムはクリエイティブなアプローチを重視しており、学生は映像制作の技術と美学を学びながら、独自の映像作品を制作します。同大学は映画界およびテレビ番組制作界での卓越した教育プログラムと卒業生の成功が評価されています。 9. ユニバーシティ・フォー・ザ・クリエイティブ・アーツ(University for the Creative Arts) https://www.uca.ac.uk ユニバーシティ・フォー・ザ・クリエイティブ・アーツは、映画制作、テレビ制作、アニメーション、デジタル映像制作などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なスキルとクリエイティビティの発展を重視しており、学生は自己表現と技術の両方を磨きます。同大学は映画界およびテレビ番組制作界での卒業生の活躍が評価されています。 10. リバプール・ジョン・ムーアズ大学(Liverpool John Moores University) https://www.ljmu.ac.uk リバプール・ジョン・ムーアズ大学では、映画制作、テレビ制作、メディアプロダクションなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映像制作の技術とプロジェクト管理のスキルを習得します。同大学の映画制作プログラムは業界内で高く評価されており、卒業生は映画界やテレビ番組制作界での職業的な成功を収めています。 フランスの映画学校 1. La Fémis https://www.femis.fr フランス国立映画学院は、映画制作、脚本、演出、撮影などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングと映画理論の組み合わせに重点を置いており、学生は映画制作のすべての側面を学びます。同校はフランスの映画界で非常に高い評価を受けており、卒業生は映画 監督 や映画製作者として成功しています。 2. Louis Lumière Film School https:// www.ens-louis-lumiere.fr ルイムーシュ映画学院は、映画制作、映画理論、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同学院はフランスの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画編集者として注目されています。 3. Paris School of Film and Media https://www.cinestudio.paris パリ映画学校は、映画制作、映画脚本、映画美術、映画音響などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングと理論的な学習を組み合わせており、学生は映画制作のすべての側面を習得します。同学校はフランスの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 4. ESRA International Film School https://international.esra.edu ESRA映画学校は、映画制作、映画脚本、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同学校はフランスの映画業界での評価が高く、卒業生は映画監督や映画編集者として活躍しています。 5. Gobelins - L'école de l'image https:// www.gobelins.fr ゴーベルナド映画学校は、アニメーション、デジタル映像制作、グラフィックデザインなどのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なプロジェクトベースの学習に重点を置いており、学生は映像制作の技術と創造性を磨きます。同学校は映像制作の分野で高い評価を受けており、卒業生はアニメーションスタジオや映像制作会社でのキャリアに成功しています。 6. École Louis Lumière https:// www.ens-louis-lumiere.fr エコール・ルイ・ルミエールは、映画制作、映画美術、映画音響などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングと映画理論の組み合わせに重点を置いており、学生は映画制作のすべての側面を学びます。同学校はフランスの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 7. La CinéFabrique https:// cinefabrique.fr ラ・シネファブリークは、映画制作、映画脚本、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同学校はフランスの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画編集者として注目されています。 8. La Femis https://www.femis.fr ラ・ファミスは、映画制作、映画脚本、映画撮影などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同学校はフランスの映画界で評価されており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 9. Les ateliers de l’image & du son, AIS https:// www.ais-formation.com AISでは、映画制作、映画脚本、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同学校はフランスの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画編集者として注目されています。 ドイツの映画学校 1. Universität der Künste Berlin https://www.udk-berlin.de/startseite/ ベルリン芸術大学は映画制作、映画美術、映画脚本などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングと映画理論の組み合わせに重点を置いており、学生は映画制作の技術と芸術的な表現力を磨きます。同大学はドイツの映画界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 2. Hochschule für Fernsehen und Film München  https://www.hff-muenchen.de ミュンヘン映画テレビアカデミーは、映画制作、テレビ番組制作、映画脚本などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映像制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同アカデミーはドイツの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督やテレビプロデューサーとして注目されています。 3. Filmuniversität Babelsberg Konrad Wolf https://www.filmuniversitaet.de フィルム大学バーベルスベルクは映画制作、映画編集、映画美術などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングと映画理論の組み合わせに重点を置いており、学生は映画制作の技術と芸術的な表現力を磨きます。同大学はドイツの映画界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 4. Köln International School of Film and Television  https://www.filmschule.de フィルムアカデミーコーロンは映画制作、映画脚本、映画撮影などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同学校はドイツの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画編集者として注目されています。 5. Kunsthochschule für Medien Köln https://www.khm.de デュースブルク映画学院は映画制作、映画美術、映画脚本などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映画制作の技術と芸術的な表現力を磨きます。同学院はドイツの映画界で評価されており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 6. Filmakademie Baden-Württemberg https://www.sae.edu/deu/film-production-ausbildung-studium/ フィルムアカデミーバーデン=ヴュルテンベルクは映画制作、映画脚本、映画撮影などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同アカデミーはドイツの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画編集者として成功しています。 7. Berlin Film Academy https://www.dffb.de ベルリン映画学院は映画制作、映画脚本、映画美術などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映画制作の技術と芸術的な表現力を磨きます。同学院はドイツの映画界で評価されており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして注目されています。 8. Filmuniversität Potsdam-Babelsberg https:// www.filmuniversitaet.de ポツダム映画大学は映画制作、映画編集、映画美術などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングと映画理論の組み合わせに重点を置いており、学生は映画制作の技術と芸術的な表現力を磨きます。同大学はドイツの映画界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 9. Filmakademie Mecklenburg-Vorpommern https:// www.filmbuero-mv.de メルツ映画テレビアカデミーでは映画制作、映画脚本、映画撮影などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なトレーニングに重点を置いており、学生は映画制作の技術とクリエイティビティを磨きます。同アカデミーはドイツの映画業界で高い評価を受けており、卒業生は映画監督や映画編集者として注目されています。 10. Ludwigsburg Film Academy 1. https://www.filmakademie.de/en/ ルートヴィヒスブルク映画学院は映画制作、映画脚本、映画編集などのプログラムを提供しています。カリキュラムは実践的なアプローチに重点を置いており、学生は映画制作の技術と芸術的な表現力を磨きます。同学院はドイツの映画業界で評価されており、卒業生は映画監督や映画プロデューサーとして成功しています。 ©copyright2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • 二極化する映像制作業〜動画は映像のセカンドブランド?

    昔からある映像制作会社に働く人たちは、「動画制作」を異なる事業として捉えていますが、言うまでもなく「映像制作業」「動画制作業」は実質的には同じ仕事です。しかし従来の映像制作事業者は、動画制作事業をレベルが異なるものとみる傾向があります。 では「動画制作」は「映像制作」のセカンドブランドなのでしょうか? 映像制作会社から見た動画制作市場 1. 市場の急速な変化 技術の進歩 : デジタルカメラや編集ソフトの進化により、映像制作が容易になりました。これにより、個人でも高品質な動画を制作できるようになり、映像制作市場が拡大しました。プロダクションスタッフは、この技術の進歩に対する適応が必要となります。 低予算プロジェクトの増加 : 昔は高コストだった映像制作が、デジタル化によりコストダウンし、低予算での制作が可能となりました。これにより、低予算のプロジェクトが増加し、 プロダクション の収益モデルに影響を与えています。 2. 競争の激化 新規参入者の増加 : YouTubeやTikTokなどのプラットフォームの普及により、個人や小規模チームがプロダクション業界に参入しやすくなりました。これにより、競争が激化し、従来のプロダクションにとっては厳しい状況となっています。 クライアントの選択肢の増加 : クライアントは多様な選択肢を持つようになり、価格競争が激化しています。従来のプロダクションは、高品質な作品を提供するだけでなく、コスト効率や迅速な対応も求められるようになっています。 3. 変化への適応 デジタル化への対応 : 昔からのプロダクションは、デジタルツールや新しい制作技術に適応する必要があります。これは、新しいスキルの習得や設備投資を意味します。 新しいビジネスモデルの模索 : 昔からのプロダクションは、新しい収益モデルを模索しています。例えば、デジタル コンテンツ の配信、オンラインプラットフォームとの提携、SNSを活用した マーケティング などが考えられます。 4. プロフェッショナリズムと品質 品質へのこだわり : 昔からのプロダクションは、高い品質とプロフェッショナリズムを誇りとしています。これが彼らの強みであり、低予算で制作されるコンテンツとの差別化要因となります。 ブランド価値の維持 : 長年の経験と実績を持つプロダクションは、そのブランド価値を維持しながら新しい市場に対応する必要があります。これには、既存のクライアントとの関係強化や、新しいクライアントの開拓が含まれます。 5. 将来への展望 コラボレーションの機会 : 昔からのプロダクションは、新しい クリエイター やインフルエンサーとコラボレーションすることで、新しい市場に進出する機会を得ることができます。 教育と研修 : 若いクリエイターや新しい技術を取り入れるための教育や研修を通じて、プロダクション全体のスキルアップを図ることができます。 まとめ 日本の昔からある映像プロダクションに働く人たちは、市場の急速な変化や競争の激化に直面しながらも、高品質な作品を提供するという強みを生かして新しいビジネスモデルや技術に適応しようとしています。これまでの経験と実績を基に、変化する市場に対応し、持続可能な成長を目指しています。 映像制作業と動画制作業の業態の違い 従来の映像プロダクションと現代の動画クリエーターでは、ビジネスの進め方にいくつかの重要な違いがあります。これらの違いは、規模、組織構造、技術の使用、マーケティング戦略、収益モデルなどに反映されています。 1. 規模と組織構造 既存の映像プロダクション : 既存のプロダクションは、通常、複数の部門(例:企画、撮影、編集、音響、マーケティングなど)を持ち、各部門に専門家が配置されています。プロジェクトはチームで進行し、組織全体で協力して高品質な作品を作り上げます。 現代の動画クリエーター : 多くの場合、個人または小規模なチームで活動しています。一人が企画、撮影、編集、マーケティングすべてを担当することが一般的で、機動性が高く迅速な意思決定が可能です。 2. 技術の使用 既存の映像プロダクション : 高度な専門機材やソフトウェアを使用しており、映画やテレビ番組、企業向けビデオなどの高品質な制作を行います。大型の撮影スタジオやプロフェッショナルな編集設備が必要です。 現代の動画クリエーター : 比較的手軽な機材(例:デジタルカメラ、スマートフォン、消費者向けの編集ソフト)を使用して制作します。撮影から編集までを自宅や小規模なスタジオで行うことが多いです。 3. マーケティング戦略 既存の映像プロダクション : 広告代理店 やPR会社と提携し、大規模なプロモーションキャンペーンを展開します。テレビや映画館、企業イベントなどでの上映を主なターゲットとしています。 現代の動画クリエーター : SNSやYouTube、TikTokなどのオンラインプラットフォームを活用して、直接ファンとコミュニケーションを取りながらプロモーションを行います。インフルエンサーとしての影響力を駆使し、フォロワーとのエンゲージメントを重視します。 4. 収益モデル 既存の映像プロダクション : 主にクライアントからの依頼に基づいて収益を得ます。映画やテレビ番組の制作、企業向けビデオ制作、CM制作など、契約ベースの仕事が多いです。 現代の動画クリエーター : 広告収入、スポンサーシップ、商品販売、クラウドファンディング、ファン支援など、複数の収益源があります。特に、YouTubeの広告収入やスポンサーシップが大きな収入源となっています。 5. 創造性と自由度 既存の映像プロダクション : クライアントの要求に応じた制作が多く、制約が多い反面、予算やリソースが豊富です。作品の完成度が高く、長期間のプロジェクトが多いです。 現代の動画クリエーター : 自由度が高く、独自のコンテンツを制作することができます。トレンドに敏感であり、迅速にコンテンツを制作・配信できるため、時事ネタや流行を取り入れたコンテンツが多いです。 まとめ 従来の映像プロダクションと現代の動画クリエーターは、それぞれの強みと弱みを持ちながら、異なるアプローチでビジネスを展開しています。プロダクションは高品質な制作と組織的なプロジェクト管理に強みがあり、クリエーターは機動性と創造性を活かした柔軟なコンテンツ制作が得意です。両者のアプローチは異なりますが、共に映像市場の多様化と成長に寄与していると言えます。 大小で二極化する 私の想像としては、中小企業レベルではそれぞれが相互の優位性を取り入れながら、両者はやがて融合していくものと思っていますが、大企業レベルではさらに高度な映像技術で機器とスタッフの技能が高度化されるのと思います。 つまり映像業界と動画業界は融合するものの、現在の映像業界、動画業界それぞれの流れを汲んだ一部の会社が大企業化し、いっぽう中小の映像会社・動画会社は完全に融合し、しばらくは淘汰を繰り返しながらも乱立状態が続くのではないかと思います。 【関連記事】 映像vs. 動画 論議に 終止符を 映像」と「 動画 」は出自を表す!? 動画 作家と映像作家 ©copyright2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • 動画・映像制作の賢い発注の仕方

    発注する前に動画・映像イメージを固めておくべきか? 会社の業務案内や商品PRのための動画・映像を制作会社に外注してみようか。 と考えたあなたの頭の中にはすでに明確なイメージが出来上がっているでしょうか。 あるいは、自分が映像をつくろうと考えたわけではなく、上司や他の部署からの要請で制作を指揮することになったのかも知れませんね。そうした場合、映像のイメージはあなたの頭の中には無く、発案・立案した誰かの脳裏におぼろげに有るだけかもしれません。 実は誰も具体的なイメージを持っていないこともあるでしょう。    イメージを共有することから私たちの仕事は始まります 私たち動画・映像制作会社・ プロダクション は、仕事の前半は未だ見ぬ映像、これから世に送り出そうとする動画のイメージであるところの、 シナリオ や 絵コンテ をお客さまと摺り合わせ、共通認識を形成することに全精力を注ぎます。 時には マーケティング プランの策定からお手伝いすることさえあります。    このプロセスはたいへん重要です 大企業のお客さまの大規模な仕事の場合、この企画の取りまとめという工程は、 営業(AE )、 プロデューサー 、プランナー、絵コンテライター、 シナリオライター 、さらには 広告代理店 など大勢のスタッフが関わり、各々の技能と時間、そしてセンスを提供するので、非常に大きな労務コストが発生します。    目に見えない工程 発注されるお客さまにしてみたら、この目に見えない作業に大きな予算を掛けることに抵抗感があるかも知れません。したがって双方ができるだけ早期に、制作規模感や予算感について共通認識を持ちながら進めることが大切です。双方が時間と予算の無駄を省くことで、ひいては肝心の制作予算と時間を目に見える部分の制作現場に行き渡らせ、より良質な作品を完成させることに繋がるからです。 そこでここでは、この企画の取りまとめ工程における賢いコスト低減を考えてみます。 お客さまの「状態」で分けて考えます。    (1)テーマ、目的は明確だが、映像の具体的イメージは無い (2)テーマ、目的が明確で、映像の具体的なイメージもある (A)制作予算は決まっていないし、予め提示することもできない (B)制作予算は決まっていて、予め提示する    現実的には「テーマ、目的は不明確だが、何か映像がつくりたい」とか「予算は決まっているけれど、教えない」という場合もありますが、ここでは除外します。    (1)×(A) の場合 こういう形でオリエンテーションを受けると、映像制作会社はとても困惑し、制作規模をどこまで広げていいのか決めかね、競合 プレゼン の場合、各社のスケールが異なり、参加プロダクションの企画や見積りの比較ができないばかりでなく、映像制作会社はおうおうにして、大風呂敷な企画でありながら低予算で請け負います、というアプローチをして案件を獲得しようとします。いざ実施となると低予算で実行可能な企画にスケールダウンして、結果「しょぼいね、これ」となる可能性が大です。    (2)×(A) の場合 つまり企画はほぼ決まっているけれど、予算が決まっていない場合。 制作会社を競合させる場合、プレゼンでは具体的な制作プランと見積書での競争となります。 一見、とても良識的なコンペのようではあるけれど、オリエンテーションを受ける「企画原案」から展開可能な具体案があまりに幅が広い場合、たとえば「タレントを起用して商品紹介をする」というような場合、有名タレントを起用するのと無名タレントでは予算は雲泥の差。せっかく提案しても「あ、すみません、そんな予算ありません」ならば、初めから教えて下さい、というもの。タレントの出演承諾や、そのための絵コンテやら、キャスティングというのは結構たいへんな作業なのです。   (1)×(B)の場合 映像プロダクションとしては、実はこれがいちばん嬉しいパターンです。 テーマ、目的と予算は決まっているけれど、具体的な映像プランはこれから。ということは、テーマや目的についてお客さまと練りあげていく時間とコストは省け、具体的なプランを予算の範囲で提案して、ご納得いただけばいいからです。こう書くと「賢い消費者」としては「それじゃあ、制作会社を喜ばせるだけ!」と思うかも知れません。でも、このパターンが、お客さまが映像制作会社を使う上で、最も賢い方法です。 予算提示は予めするのがお買い得! 第1に、企画や制作プラン(技法や手法も含めて)というのは、予算と密接に関連しているので、よくある「値切り」をすると、制作費の予算配分を見直すことになり、もしかしたら肝心の演出家のランクを下げなくてはならないかも知れません。プロデューサーというのは、限られた予算の中で、オリジナリティ有る企画を際立たせるため、様々な工程や職能に予算を傾斜配分します。 時には多能工のスタッフを起用して撮影費用を抑え、浮いた予算は音楽につぎ込む、というような技も使って企画を成功させようとします。こうしたことは、予算が明示されていればこそ可能なことです。 第2に、やはり仕事ですから、適切な範囲で利益をいただけると、もうそれだけで頑張ってしまうお人好しさんなんです私たち。 なぜ頑張るかというと、もう一面の理由もあるのです。 第1の理由と関連しているのですが、予算が予めわかっていて建てた制作プランは、予算が効率的かつ重点的に配分されているので、各セクションのスタッフもきっといい仕事をしてくれる、という期待が持てるからです。もちろん演出プランも自分たちで考えたものですから、俄然モチベーションが違います。 では最後   (2)×(B) の場合 これは事実上、見積り競合ということですね。 ただし、ここでもオリエンテーションで明確な仕様が指定されていないと、各社バラバラの夢を見ながら戦うことになります。かといって、予め仕様が細かく指定されているオリエンテーションシートを見ると、私たちはピンと来ます。 映像制作の細かい仕様を指定できるということは、実はすでに制作、演出プランもできていて、すでにクライアントから依頼されている制作会社がある場合が多いのです。 こうした場合、私たちプロダクションの対応はふたつに分かれます。 我が社がどうするかは、想像にお任せします。    【関連記事】 初めての映像制作 発注 動画制作・映像制作を外 注し た時の心配事にお答えします 映像制作を外 注す る時に考えておきたい「要件定義」 ©copyrigt2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • 映像雑学

    「口」は嘘を語り、「目」は虚実を語る ドキュメンタリー 番組の インタビュー の場面を思い出してください。話が徐々に核心に触れてくると、カメラマンは少しずつインタビューされている人の目に ズーム アップしていきます。視聴者は、一点を凝視するかの視線に、話が真実に迫っていると感じます。一方、目が泳いでいると「怪しい」と感じます。     口元をクローズアップしたら では、その時カメラが喋っている人の口元をクローズアップしたらどう感じるでしょう。イメージしてみてください。たぶん、その画は「この人は嘘を喋っているかも知れない」という印象を与えます。感じない人もいると思いますが(笑)。     「目は口ほどにモノを言う 」 と言いますが、口では嘘をつけても、目は嘘をつけない、と人は思っているもの・・・。という人の心理を利用した、これも映像が利用する記号のひとつとではないでしょうか。果たして本当に目は嘘をつけないのか、それは何とも確信が持てませんが。 尺貫法 映像(映画)業界では昔から作品全体や シーン 、 カット の長さのことを 「尺」 と呼んできました。「この作品、もっと尺縮めてよ!」とか、時間が長い作品は「長尺もの」とか言うわけです。 「時間」と言うだけは「時刻」のことと混同しますので、この尺という言い方は、いかにも「時間の巾」の事を言っているように聞こえるのは業界人だけ? いちおう由来もちゃんとあります。 昔から映画のフィルムの長さの単位はフィート(30.48cm)が使われ、上映時間もこの フィルム の長さ(フィート)で表す習慣がありました。で、昔の 日本は尺貫法。1尺は30.3cmなので、フィート≒尺でいいだろう、ということで映画の「時間の長さ」のことを「尺」と呼ぶようになったそうな。(出典:あちこち) 上から下・下から上〜映像の方向性の意味 シモ(下手)←                           →カミ(上手)      ※こちらの写真はTetuwo181様よりお借りました   http://photozou.jp/photo/show/2985248/174497684     下手はシモテ、上手はカミテ と読みます。 映像用語の場合、シモは画面の左側、カミは右側のことを言います。 もともとは舞台用語かな?   テレビを見ていたら、東北 ロケ した CM が流れていて、「いかにも東北の風情だなあ・・・」と感心しました。出演者のTommy Lee Jonesが青函トンネルを掘ったり、東北新幹線の鉄道軌道工事をしている缶コーヒーのコマーシャルです。 で、ふと思ったのです。   新幹線のCMといえば たしかその昔「その先の日本へ」というJR東日本のキャンペーンCM(山形新幹線?)があって、その時も「う〜ん、東北の情緒を感じる映像だ」と思った記憶があります。   映像の共通事項はなにか? 「何が共通しているのだろう?」とよく考えてみると、もちろんふたつとも新幹線がテーマなので、鉄道というモチーフが旅情を誘っているのは当たり前なのですが、もうひとつ気づきました。   列車が走る方向性 それは「列車が下手から上手に走る」ということです。 たぶん、この二つのCMは東京の 広告代理店 、制作会社に発注して制作しています。そうすると、この関係者にとっては、東京を起点として東北方面に走る新幹線は、シモからカミへ走り抜けるのが自然に感じるのではないか、という推測です。 また、私たち中部に住む人間にとっても、というか東北地方、北海道地方以外に住む日本人にとっては、東北新幹線は左から右へ(幾分、右上方向?)走るイメージを持っているに違いありません。   緑色の列車が左から右へ走ると東北行き だから、これらふたつのCMの中を走る緑色の列車が左から右へ走ると、自然に東北方面を連想する・・・という仮説を考えたのですが、どうでしょう?   いっぽう東海はどうでしょう JR東海が制作するCMを思い出してください、主要な営業キャンペーンはほとんど東京本社(JR東海は名古屋と東京の2本社制)が仕切るので、東海道新幹線に関連するCMのほとんどは、カミからシモに向かって新幹線が走ります。なつかしいシンデレラエクスプレスのCMシリーズも、最後のロゴマークの背景の映像は、必ず画面右奥から左下に向かって入線してくる(名古屋駅?)新幹線列車の顔だったように思います。 しかし、名古屋本社管轄の企画の場合(JR発足当時、僕もよく仕事をいただいていました)、多くの映像は新幹線は画面左から右方向へ走る・・・すなわち上京するイメージが多かったと記憶します。 じゃあ西日本は? では、大阪本社のJR西日本の山陽新幹線はどうでしょうか?なんとなくカミからシモに向かって走っているような想像をするのですが、この地方に住んでいる方、教えてください。   九州は・・・ さらに九州新幹線が開業する時に話題になった、沿線で大勢の市民が手を振って応援するCM。あのCMはどうだったでしょうか?僕の記憶では画面左右の動きというより、画面の下辺から上辺に向かっていたような印象が残っています。   画面のフレームの中での被写体の方向性の意味 さて、ことほど左様に映像の フレーム の中で、列車がどっちに向かって走るか・・・なんてどうでもいいような気がするかも知れませんが、その方向性が視聴者の潜在意識に結びついて、無意識な中に連想を引き起こしているのではないかと仮定して、今度そういう映像を見かけたら、無意識下の自分の心理を探ってみてください。   この仮説が正しいとすると、映像の中の被写体の方向性は、視聴者のマジョリティーに向けてのメッセージであって、その方向性の逆に位置する人々にとっては、なんとなく疎外感を感じるものかも知れないことに注意しなくてはなりません。 【関連記事】 テレビドラマの「あるある」演出 B2B映像の あるある大 辞典①YouTube利用篇 B2B映像の あるある大 辞典③シナリオ篇 B2B映像の あるある大 辞典④撮影篇   ©copyright2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

  • 入札でしか公平性は保てないのか?

    東京2020夏季オリンピックでは、その運営業者の選定に関して、またまた入札談合が表面化して世間を騒がしています。取引がある大手 広告代理店 も渦中にあり、「他山の火事」「対岸の火事」として放っておくことができないテーマです。このブログでもときどき類似テーマで書いています。しかしながら、これほど毎度毎度問題化していながら、ちっとも根本的な対策が講じられないことが、この問題の本質的で根深い事情を示しているように思います。つまり、入札制度が機能不全であろうと、それにより法的な裁きを受ける人が頻出しようと、この制度に深く関わる企業と社員は、入札が「未熟な制度」だからこそ受けられる恩恵が余りあるのでしょう。ずばり書けば、上手くやれば褒賞もの。大企業サラリーマンの出世手段として「談合」は垂涎の宝刀。下手をすれば前科者。でも、生きるか死ぬかであろうと、この宝刀を捨ててしまうような働き掛け(入札制度の改善)など、誰もしないのでしょう。 絵が描けない発注者 なぜこうした案件(人の働きや技能といった無形価値が大半を占める業務)で談合がおこるのでしょうか ①発注する側に「絵がない」ので、受注側が「絵を描く」必要がある ②絵を描く者に対して対価を支払う商習慣が日本にない(あっても対価が安すぎる) ③絵を描いたら、その実施業務を受注しなければ儲からない(随意契約) ④絵が描けない人が発注するので、業務の緊迫度がわからず取り掛かり時期が遅いため、手続きを踏めないこの状況を解決するには、あらかじめ業者を決めて、発注者の大雑把な要望をスピーディに具体的な絵に置き換え、その業者に一任して業務を実行に移すのが、いちばん効率的です。 専門官をおけないならば 建築や情報システムのように、お役所側に専門家がいる分野ならともかく、普段別業務をしている発注担当者が大規模なイベント運営や僕らのような映像制作について、「絵が描けない」のは仕方がありません。しかしインターネットでさまざまな情報が収集できる今なら、1日ネットサーフィンしていれば概ねの状況はわかってきます。ある分野の専門業者をいくつか選んで直接話を聞いてもいいかも知れません。素人ながらも、自分が任された事業(業務)に必要な人や技術、道具設備の規模感をつかみ、その相場を把握しましょう。もちろん「専門業者」に話を聞く際には、きちんとした業務を継続しておこなっていて、ユーザーだけでなく業界内でも一定の評価を得ている業者を見つけるリテラシー能力は必要です。 まずは相場を掴む お役所内の前例はもちろん参考にし、併せて世間の相場観に照らし、その業務(事業)に割り当てられた予算内で可能だと判断したなら、その予算を「指値」にすればいいでしょう。もちろん、もっと安く可能だと判断したなら、その価格を指値にしましょう。相場よりも安い価格で実施するということは、必ず何かが省かれるか、人件費を抑えることにつながります。企業努力とよく言いますが、それは大半の場合、人件費が省かれることを指します。日本の平均給与が世界に引けをとる理由は、もしかしたら入札制度による安値受注も寄与しているかも知れません。中小零細企業が競争入札で受注するには、入札額を抑えるしかありません。その結果、そこで働く社員の給与は低く抑えられます。大企業だからお金がかかる、中小企業だから安くできる・・・おかしいですよね?日本の平均給与をアップさせたいなら、まずは公共事業が率先して中小企業に適正な価格転嫁を促すのが筋ではないでしょうか。 指値でプロポーザル提案を受ける 「人の働きや技能といった無形価値が大半を占める業務」は、実施されるまで目に見えまえんから、企画段階では予算に合わせていくらでも仕様内容を調整できます。したがって予算見積額が安い業者を選べば、ほぼ必ず手薄な業務遂行となり、低賃金で働く人たちが増えるのが道理です。上記で調べた指値を上限として、その範囲で何ができるのか、どういう特徴を持たせられるのかといった提案を受け、その内容とコストを比較して業者選定するのが、結果コストパーフォーマンスが高く、しかも役所の予算も増加しません。価格競争力を持たせようと、低く見積もった見積書を提出した業者を選択すれば、ほぼ必ず実施段階になって仕様に変更を入れざるをなくなり、結局追加予算が必要になります。 要点 ①発注者はその業務に関する情報を集め、可能な限りその業務に精通し、事業の目的と予算を明確にする ②入札業者に事業の目的と予算を伝え提案を受ける ③最も適した提案をした業者を選出し、具体的な計画づくりに入る ④選ばれた業者は、予算の範囲内で可能な限り発注者の要望を叶える企画(仕様)と見積書を提出して業務に入る 極論すると、こうした目に見えない、形のない成果物の取引は、相手を信頼するしかなく、その前提となるのは「性善説」です。 【関連記事】 公職選挙法と映像制作・ SNS 施策の発注に関する考察 動画・映像制作見積書と契約の締結 映像制作・動画制作 見積書の 要点   ©copyright2025 映像制作会社 株式会社SynApps 映像制作実績   得意分野   品質管理   映像制作研究室   映像制作ガイド   見積もり/問合せ   映像制作用語辞典

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