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とり
映像制作界隈において「とり」には、「撮影する」「録音する」、あるいは「最後に出演する人」という意味があります。映像制作においての「トリ」は「撮り」と書きます。スケジュールの作成や確認をする時に「撮りはいつ?」という使い方をします。
落語の興行では最後に登場する真打が、その日の出演者のギャラをまとめて受け取るので、他の興行事でも最後に出演する人を「トリ」と呼ぶようになったという話は有名です。
現在のラジオ番組の制作現場ではどうか知りませんが、私がラジオに関わっていた頃は「録音」を「録り」と言い、録音することそのものや、そのスケジュールを指しました。
ギャラのトリ
日本では出演料などのギャラは源泉徴収した金額を支払う場合(もちろん源泉徴収票も発行)、その受け取る「正味の金額」のことを「トリで○万円」という言い方もします。税金以外にも交通費や宿泊費など必要経費を除いた金額を指す場合もあります。
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1. 前座
本番の前に出演し、観客を緩ませる役割の出演者です。若手や経験の浅い人が担います。
2. 一番手
その日の最初の出演者のことです。勢いをつけたり、場を温めたりする役割です。
3. 中トリ
中入り(休憩)の前に登場し、場を盛り上げる重要な役割の出演者です。ある程度の実力や人気のある人が なります。
4.幕間
幕と幕の間の休憩時間のことです。
5. 一発録り(撮り)
音楽録音においては、全楽器や歌い手が同時に演奏、歌唱することです。個別に演奏、歌唱してミックスする録音法の対義語です。ただし、何度も繰り返しても「一発録り」と言うそうです。これに対して、撮影の「一発撮り」は、文字通り1チャンスで「OK!」を狙う撮影法です。危険で大掛かりなアクションシーンや、ひとつしか無い物を壊すシーンの撮影などで行います。
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