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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
あご、あし、まくら
あご(顎)は食費、あし(脚)は交通費、まくら(枕)は宿泊費のことを指し、出演ギャラとは別途に支払われることを「あごあしまくら付き」と言います。
一般用語?
「あごあしまくら」も一般社会でも普通に使いますので、果たしてこの言葉が業界用語と言えるのかはさだかではありません。しかし、ひと昔前までこの業界では労働搾取とも言える慣習が根強く、ギャラにひっくるめてすべての経費を自腹で支出することがあたりまえだった事情があり、この言葉が今も慣用語として残っているのだと思います。
ご注意を
「お願い、今度の撮影手伝って!あごましまくら、出すからさあ」という使い方をしますが、こう言われても決して喜んではいけません。こう言う時は、往々にしてギャラが低額だからです。必ずギャラの金額も確認しましょう。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
これらの段取りは、プロダクションマネージャー(制作進行)の基本業務です。
プロダクションマネージャーは、撮影スケジュールに応じて食事の時間と場所を確保し、スタッフや機材の移動手段を手配し、遠方でのロケの際には宿泊施設を予約します。これらは制作を円滑に進めるための必須条件です。
特にビジネス映像制作では、クライアント企業の関係者が同行することもあり、手配の不備は制作会社の信頼性そのものを損ないます。これらの費用は制作予算に含まれるため、見積もり段階での明確化と、実費精算のルール設定が重要です。口頭での約束だけでなく、発注書や契約書で条件を明文化し、支払いスケジュールを事前に通知することで、後のトラブルを防ぐことができます。コンプライアンスの遵守は映像制作会社にも求められます。
