動画・映像制作用語
【.bmp】
bmp
「.bmp(ビーエムピー)」とは、Windowsで標準的に用いられるビットマップ形式の画像ファイルであり、ビットマップ形式の画像ファイルを示す拡張子のひとつです。
別名 DIB (Device Independent Bitmap) とも呼ばれ、デバイスに依存しない形式を目指して開発されました。
画像を小さな点の集まり(ピクセル)で表現する方式で、それぞれのピクセルが色情報を持っており、これらの点が格子状に並ぶことで画像が構成されます。このため、拡大・縮小するとピクセルが粗くなり、画像がぼやけたりギザギザになったりします。JPEG、PNG、GIF、TIFFもビットマップ形式に分類できます。
.bmpの特徴
非圧縮が基本のため、高画質を維持できる。
ピクセル情報をそのまま記録するため、ファイルサイズが大きくなる傾向がある。
可逆圧縮にも対応しているが、一般的ではない。
RGBやインデックスカラーなど、様々な色深度をサポートする。
高画質を重視する用途や、Windows環境での利用に適している。印刷物や、画質を劣化させたくない画像の保存に用いられることがある。
ファイルサイズが大きいため、Web用途などにはあまり向かない。JPEGやPNGなどの圧縮形式が推奨される。

【関連用語】
1. JPEG (.jpg, .jpeg)
フルカラー静止画を効率圧縮。不可逆圧縮で画質は劣化するが軽量。Webや写真に最適。
2. PNG (.png)
可逆圧縮で画質劣化なし。透過対応でアイコンやWebデザインに使われる。
3. GIF (.gif)
可逆圧縮、最大256色。アニメーション可能。シンプル図形やループ動画に。
4. TIFF (.tif, .tiff)
可逆/非圧縮で高画質。印刷やアーカイブ向け。ファイルサイズは大きめ。
5. WebP (.webp)
高効率な画像形式。可逆/非可逆、透過、アニメーション対応。JPEG/PNGより軽量。
6. SVG (.svg)
XMLベースのベクター形式。拡大縮小で画質劣化なし。ロゴやアイコン、Webアニメーションに利用。