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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
MC(エムシー)
イベントや式典などで、進行役を務める人。日本語では「司会者」と呼ばれます。今では一般社会でも進行役のしゃべり手をMCと呼ぶ人も多くなりました。
MCはMaster of Ceremoniesの略語です。中世ヨーロッパの宮廷では、実際にこの名の正式な役職が存在していました特にローマ教皇庁では重要な職位で、複雑な儀式の順序や作法を管理していました。
これが転じて、パーティー・結婚式・イベント・テレビ番組などで「進行を務める人」を指すようになったと言われています。
役割
イベントや式典の進行をスムーズに行う
参加者や観客を盛り上げる
出演者を紹介する
会場の雰囲気を調整する

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
1. 「MC」の本来の意味
Master of Ceremonies を直訳すると「儀式の主宰者」であり、元々は結婚式、晩餐会、式典などで進行を取り仕切る人物を指す言葉でした。
2. 「司会者」と「MC」のニュアンスの違い
現代のテレビ現場では、役割の「重さ」や「スタイル」によって使い分けられる傾向があります。
司会者(Presenter / Host):番組の進行表(台本)に忠実に、スムーズに番組を回す役割。ニュース番組やクイズ番組、カッチリとした情報番組で使われることが多い呼称です。
MC:進行役にとどまらず、「その場の空気を作り、番組を支配する」というニュアンスが強まります。バラエティ番組などで、芸人さんやタレントさんが自身のトークで場を盛り上げながら進行する場合、「今回のMCは〇〇さん」と呼ぶのがしっくりくる、といった感覚的な使い分けです。
3. 日本における「MC」の定着
日本でこの言葉が広まった背景には、音楽シーンの影響もあります。
ライブパフォーマンス: 曲の間に行われるトークを「MC」と呼ぶ習慣。
ヒップホップ文化: ラッパーが観客を煽り、場を取り仕切る「Microphone Controller」としてのMC。
