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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。

ナレーター / ナレーション

映像や音声作品において、その作品の内容を説明したり、登場人物の心情を代弁したりする人(音声)のことです。(詳細は以下)

ナレーター / ナレーションを解説するイメージ(監修・神野富三)

ナレーター / ナレーションの役割


視聴者の理解を助ける

複雑な内容を分かりやすく説明したり、背景情報を提供したりすることで、視聴者の理解を深めます。


感情移入を促す

登場人物の心情を代弁したり、物語の世界観を表現したりすることで、視聴者の感情移入を促します。


作品の雰囲気作り

ナレーションのトーンや言葉遣いによって、作品の雰囲気を大きく左右します。


視聴者の注意を引きつける

印象的なナレーションは、視聴者の注意を引きつけ、作品への興味を高めますが、通常ナレーターはその映像作品の主役ではなく、あくまで案内人です。



ナレーションの種類


語り手型

物語の語り手として、客観的な視点から物語を説明する。


登場人物の独白

登場人物の心の声を代弁する。


作者の視点

作者の考えや意見を述べる。


解説型

専門的な知識や情報を分かりやすく解説する。

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執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。

映像制作会社としての視点


映像制作におけるナレーターの役割


ナレーターに求められているのは、映像の意図を理解し、その意図に沿った読みを行うことが大原則です。


主役にならないという姿勢

ナレーターは作品の中心には立ちません。映像や出演者より前に出ることは基本的にありません。声が強すぎれば映像の意味を変えてしまい、弱すぎれば伝達力が落ちます。その適切な強度を保つことが重要です。自分を表現するのではなく、作品全体の目的を優先します。


原稿を理解する責任

原稿は完成された情報のように見えても、読み方によって印象が変わります。どこを強調するか、どこで間を取るかによって、受け手の理解は変化します。ナレーターは文章の背景や意図を理解し、それに基づいて判断します。ただ正確に読むのではなく、内容を把握したうえで最適な読み方を選ぶ。この判断の積み重ねが専門性です。


感情のコントロール

映像の種類によって、求められる感情の量は異なります。ドキュメンタリー、企業映像、CMでは、それぞれ適切な温度があります。感情を過剰に加えると、視聴者の解釈を狭める場合があります。逆に抑えすぎると、伝達力が弱まります。感情を制御し、必要な範囲に収めることが求められます。


全体との整合性

ナレーションは音楽、効果音、編集テンポと組み合わさって成立します。自分のパートだけを基準にするのではなく、全体との整合性を確認しながら調整します。作品の目的を理解し、その目的に沿って機能すること。


求められる役割を演じるという側面

一方で、常に目立たないことだけが役割とは限りません。その声、その喋り方が欲しいという依頼もあります。いわゆる「有名な声」が求められるケースです。この場合、ナレーター個人の個性そのものが価値になります。

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