動画・映像制作用語
【サントラ】
soundtrack
「サントラ」とは、サウンドトラック(Sound Track)の略語で、映画、テレビドラマ、ゲームなどの映像作品に使われた音楽や音声を収録した媒体、またはその音楽や音声自体のことです。
1970年代くらいまでは、「サントラ」と言えば映画音楽の代名詞でした。Sound Trackとは、もともと映画フィルムの隅にあった「音声用の記録領域」のことで、「サントラ」は、そこに記録されている音楽、音声を取り出して製作したレコードを通称「サントラ盤」と言ったことに由来します。正式には「オリジナルサウンドトラック」でした。
サントラ盤には、映画中の俳優のセリフや効果音なども収録されていることがあり、映画ファンはレコードを聴きながら映画のシーンを思い浮かべ、至福の時間を楽しみました。
その後、この呼び名がテレビドラマやテレビゲームなどの音楽を、アルバムCDやデジタル音源にしたものなどにも使われるようになり、今に至っています。

【関連用語】
世界中で数百万枚以上のセールスを記録したオリジナルサウンドトラックの名盤
1. サタデー・ナイト・フィーバー (Saturday Night Fever) (1977)
Bee Geesを中心としたディスコサウンドは社会現象を巻き起こし、音楽史に残る大ヒットとなりました。
2. ボディガード (The Bodyguard) (1992)
ホイットニー・ヒューストンの歌声が世界を魅了し、「I Will Always Love You」は不朽の名曲です。
3. ダーティ・ダンシング (Dirty Dancing) (1987)
80年代のヒット曲を満載し、映画とともにサウンドトラックも大成功を収めました。
4. タイタニック (Titanic: Music from the Motion Picture) (1997)
ジェームズ・ホーナーによる壮大なオーケストラスコアとセリーヌ・ディオンの主題歌が感動を呼びました。
5. グリース (Grease: The Original Soundtrack from the Motion Picture) (1978)
50年代のアメリカを舞台にしたミュージカル映画のサウンドトラックで、ノスタルジックな雰囲気が人気です。
6. サウンド・オブ・ミュージック (The Sound of Music) (1965)
ミュージカル映画の金字塔であり、世代を超えて愛される名曲が多数収録されています。
7. パープル・レイン (Purple Rain) (1984)
プリンスの代表作であり、映画とともにサウンドトラックも高い評価を得ています。
8. フラッシュダンス (Flashdance: Original Soundtrack from the Motion Picture) (1983)
80年代のシンセポップやロックが印象的で、映画のイメージを決定づけました。
9. ライオン・キング (The Lion King) (1994)
ハンス・ジマーによる壮大なスコアとエルトン・ジョンの歌が、アニメーション映画の枠を超えた感動を与えました。
10. アリー/ スター誕生 (A Star Is Born) (2018)
レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの歌唱力が光り、映画の感動を増幅させました。