動画・映像制作用語
【コンバージョン】
conversion
「コンバージョン(Conversion)」とは、日本語では転換とか変換という意味で、映像技術においては照明の光の色温度を変換するConversion Filterのことですが、インターネットマーケティングにおいてはウェブサイトやアプリなどの、訪問者やユーザーが特定の目標とする行動を起こすことを指します。
照明技術・撮影技術におけるコンバージョン(フィルター)
よくある「街歩き番組」で、テレビカメラ(ENG)がレポーターを追いかけて野外から屋内に入ると、屋外と室内の光の「色温度」が違うため室内が真っ青になり、あわててフィルターを入れたり、ホワイトバランスを調整することがあります。
こういう場合にあらかじめとれる対策として、外光が入る窓、あるいは室内の照明器具にコンバージョンフィルターを貼って色温度を合わせておくという方法があります。ただし、現実的は非常に大掛かりな作業になるため普通の飛び込みロケではやりません。
コンバージョンフィルターには、色温度を上昇させるフィルターと下げるフィルターが、段階的に用意されていますので、目的に合わせて使用します。
インターネットマーケティングにおけるコンバージョン(目標)
商品の購入: ECサイトにおけるコンバージョンの代表的な例です。
資料請求: 見込み顧客の情報を獲得するためのコンバージョンです。
会員登録: サービスの利用開始や、継続的な関係構築のためのコンバージョンです。
問い合わせ: 顧客からの質問や相談を受け付けるためのコンバージョンです。
アプリのダウンロード: アプリの利用者を増やすためのコンバージョンです。
コンバージョン率
ウェブサイトやアプリへの訪問者のうち、コンバージョンに至った割合を示す指標です。コンバージョン率が高いほど、マーケティング施策の効果が高いと評価されます。
【関連用語】
1. 色温度
光源が発する光の色を数値で表すための尺度のことです。単位には絶対温度を表すケルビン(K)が用いられます。
2. カラーフィルター
ライティングデザイナーやカメラマンが求める色を実現するためのフィルターです。照明器具の灯体前面に装着するものと、専用の枠に入れてカメラレンズ前に装着するものがあります。
3. ディフュージョンフィルター
光を分散させ、やわらかく見せるフィルターです。カメラレンズ用のディフージョンフィルターを忘れた時は、プロテクトレンズに鼻の油を塗って代用することがあります。
4. NDフィルター
NDはニュートラル・デンシティ (Neutral Density) の略で、NDフィルターは光を減少させるフィルターです。ニュートラル・デンシティとは、「中立な濃度」という意味で、光の量を均一に減らす性質を表しています。
5. KPI
Key Performance Indicator(重要業績評価指標)のことで、広告キャンペーンの目標達成に向けたプロセスを測定するための指標です。コンバージョンと併用されることが多く、広告の種類や目的に応じて設定され、例えば、ウェブサイトへの訪問者数、資料請求件数、商品購入数などが挙げられます。コンバージョンは、最終的な目標達成を示す指標です。