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動画・映像制作用語辞典 | 名古屋映像制作研究室

カメラマン

「カメラマン」とは、写真カメラやビデオカメラを操作して、対象物や風景をフレームに切りとり、記録メディアにデータファイルとして、あるいはネガフィルムに光学的情報として記録する人のことです。

職業カメラマンの第一の仕事は、撮影機材の機能を適切に操作することですが、さらに重要なことは、眼前にある対象物や風景を、フレームの中にどのように配置する(構図)かを決め、その映像を演出意図に沿い、かつ適正に調整して、確実に記録することにあります。

したがって、演出意図を具体的な技術によって表現する技術、知識、センス、経験、協働スタッフとのコミュニケーション能力が重要です。



写真カメラマンとムービーカメラマンが見ている異なる世界


言うまでもなく写真カメラマンは瞬間を捉える(切り出す)のに対して、ムービーカメラマンは捉えた対象物の時間経過を捉え(切り出し)ます。したがって写真は見た人に自由な想像を促しますが、ムービーは限定した意味を伝えます。そのため、写真カメラマンとムービーカメラマンは同じ「捉える」仕事でありながら、「表現」に対する考え方、社会や人間に関するものの見方、考え方に大きな違いがあります。

現在は写真カメラのムービー撮影機能が充実していて、写真カメラマンがムービーを撮影し、編集もする「ビデオグラファー」が増えました。合わせて、彼らが単焦点レンズや特機(スライダーやジンバル)を使うこと多い理由もあり、ビデオグラファーが捉えた映像作品は従来のビデオカメラマンとは異なる世界観を表現しています。



カメラマンの評価


画像、映像の評価は人々の主観に依るものですので、一定以上の技量を備えたカメラマンであれば、その人の写真やビデオの評価は、結局社会でのそのカメラマンの「評判」によって決まるとも言えます。

評判というものが往々にして「権威」による裏付けを求めることから、カメラマンの世界では、その人が撮った写真やビデオそのものではなく、そのカメラマンの権威度が重要視される傾向があります。そのため、「戦場カメラマン」「航空カメラマン」「建築カメラマン」「スポーツカメラマン」というように、捉える対象を限定することによって、ニッチなところで権威を高める戦略が盛んです。

<h1 class="font_0">カメラマン</h1>

​【関連用語】

1. キャメラマン


主に映画業界におけるベテランカメラマンは、自他共にこの呼び名を使う傾向があります。



2. ビデオグラファー


自身で(主にデジタル一眼レフカメラを使って)動画を撮影し、自身で編集、完パケもするクリエーターをこう呼びます。



3. ムービー


私は静止画や写真との対比として「動画」という言葉を使いたくないときに、ムービーという言葉を使います。もちろん本質的には同じ意味です。



4. シネマトグラファー


映画やテレビ番組、CM、ミュージックビデオなどの映像作品において、撮影監督として映像表現を担う専門職です。



5. Film


イギリス英語で「映画」を意味する際に特によく使われます。アメリカ英語では、"movie" がより一般的です。「クリップ」「ビデオ」「動画」と同様に、映像コンテンツそのものを指す場合もあります。



6. カメラ割り


複数台のカメラを配置した収録や生放送に際して、進行台本に沿ってあらかじめ、どのカメラで、何を(誰を)どう(アングル、ショットサイズカメラワーク)狙うかを決めることです。

 

 

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