動画・映像制作用語
【フレーム】
flame
「フレーム」は、映像技術用語としては2つの意味があります。ひとつはカメラが切り取る範囲の四角形の境界線。もうひとつは動画を形成するための1枚の静止画像のことです。
額縁としてのフレーム
カメラで風景や被写体を撮影する際に切り取る範囲を指定する線(4角形)のことです。いわば額縁として機能するものです。
電気信号としてのフレーム
この概念は、ぱらぱら漫画を思い出していただけると理解できると思います。滑らかに見える画像の動きも、細分化してみると1枚1枚の静止画像の連続によって成り立っています。その1枚を1フレームと言います。
1秒間のフレーム数(fps)は撮影時に設定することができ。fpsが高いほど、動画はより滑らかに見えます。
一般的に動画データのメタデータとして記録されるタイムコード(HH:MM:SS:FF)の最小単位が1フレームです。
【関連用語】
1. フレームレート (fps)
1秒間に表示されるフレーム数。fpsが高いほど、動画はより滑らかに見えます。映画は通常24fps、テレビ放送は30fps、ゲームなどでは60fpsや120fpsが使われることもあります。
2. 解像度
解像度とは、映像の細かさを表す数値で、縦×横のピクセル数で表されます。一般的な解像度としては、720p、1080p、4Kなどがあります。
3. アスペクト比
フレームの縦横比。一般的な比率として16:9(現代のテレビ放送やデジタル映像)、4:3(古いテレビ規格)、2.35:1(シネマスコープ)などがあります。作品のターゲットとなる媒体や意図する表現によって選択され、撮影時の画角設定にも影響を与えます。近年ではSNS向けの縦型映像など、新しいアスペクト比も登場しています。
4. 画角
カメラのレンズを通して見える範囲を角度で表したものです。簡単に言えば、レンズを通してどれだけの範囲を捉えることができるかを示す指標です。画角は、レンズの焦点距離によって決まり、焦点距離が短いレンズほど画角が広く、焦点距離が長いレンズほど画角が狭くなります。
5. 構図
写真や映像撮影において、画面の中に何をどのように配置すれば、見る人に意図する印象を与えられるか、ストーリーを伝えられるかなどを意識してデザインした、1枚の画の中の構成のことを言います。