動画・映像制作用語
【プレビュー】
preview
「プレビュー(preview)」とは、映像業界においては「チェックする」「事前に見る」「試写」といった意味を持ち、撮影した素材や編集中の映像、公開前の完成版を再生、上映して見ることを言います。
撮影現場、ノンリニア編集ソフト、MAスタジオなどで、作業をしながらリアルタイム見るモニター画面の映像、あるいはひと作業終えて、作業した部分の映像を再生しながら確認することを「プレビュー」と呼びます。
完成後のクライアントへの確認試写、公開前の映画試写会もプレビューと呼ぶことがあります。
ちなみに映像を伴わない音声だけの録音をしている場合に、録音した音声を再生することは「プレイバック」と呼びますが、それに映像がリンクすると「プレビュー」になります。
余談になりますが、テープ編集時代の編集機のプレビューは、あくまで編集点の様子を擬似的に確認させてくれる機能で、いよいよGo Toキーを叩くと、テープの磁気信号を上塗りしてしまうことから「もう取り返しがつかない!」という恐怖がありました。だからプレビューは、逆に「プレビューだから大丈夫」という妙な安心感がある用語だったことを思い出します。今は⌘+zとかCtrl + z(undo)を押すだけで復元できるから、いいですよね。
【関連用語】
1. プレビュー (Preview)
映画や番組の公開前に、関係者や批評家向けに行われる試写会や、一般向けに行われる先行上映などを指します。また、映画やテレビ番組などの予告編のことを指す場合もあります。
2. ティーザー (Teaser)
予告編よりも短い映像で、作品の断片的な映像や短いメッセージなどで構成され、観客の興味を引くことを目的とします。
3. アバン (Avant)
テレビ番組などで、本編が始まる前に放送される短い映像のことです。番組の冒頭やタイトルの前に入れる映像で、本編に入る前に、内容をダイジェスト的に見せて、視聴意欲を掻き立てるものを指します。
4. プロモ (Promo)
プロモーションビデオの略で、映画やテレビ番組の宣伝のために制作された映像のこととして使われることがあります。
5. トレーラー (Trailer)
映画の予告編のことを指します。映画の公開前に、映画館やテレビなどで上映されることが多いです。