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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
ノンリニア編集
コンピュータを用いて映像や音声データを自由に組み合わせて編集する手法です。20世紀に行われていたビデオ編集技術である「テープ編集」の対語として用いられます。現在ではテープ編集を行おうにも、使用できる機材が稀有となっているため、映像編集といえばノンリニア編集のことを指すと言って差し支えありません。
なぜ「ノンリニア」なのか
リニアと聞くと、リニアモーターカー(リニア新幹線)を連想しますが、このリニアモーターは我々が普通に知っている、回転するモーターに対して、直線的に動くモーターで走るので Linear Motor Carと呼ばれます。
いっぽう、ノンリニア= Non-linearという言葉は、日本語に直訳すると「非線形」という意味になります。これはつまり線的ではない、線として繋がっていないという意味です。
テープ編集は、テープに順番に記録された映像を順番に編集していく線的な作業であるため、リニア(線的)編集であり、一度編集した箇所を戻って修正するのは非常に手間がかかりました。
しかし、ノンリニア編集では、コンピュータ上で映像や音声をデジタルデータとして扱い、時間軸(線)を自由に切り刻み、飛び越えて編集できるため、自由度が格段に高く、効率的な編集が可能になりました。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
ノンリニア編集の注意点
撮影素材などのデータを、素材分類ごとにファイル名を工夫し、几帳面にフォルダに分け、保存管理しないと、後日、ないしは別な人がプロジェクトを開いたときに、手をつけられない事態が起こります。
小さな修正作業でも、必要に応じて原初のプロセスまで戻って作業をしないと、追加の修正指示が出たときに返って二度手間になることがあります。
無意識のうちに⌘Zなどを操作することがあり、修正したはずのところが元に戻っていることがありますので、クライアント試写時には必ず全編をチェックする必要があります。
3と同様に、ファイル名の指定を間違えてタイムラインが古いデータをリンクで拾い上げることがあるため、クライアント試写時には必ず全編をチェックする必要があります。
ノンリニア編集ソフトの例
Adobe Premiere Pro: プロフェッショナル向けのハイエンドなソフトウェア
Final Cut Pro: Macユーザーに人気のソフトウェア
DaVinci Resolve: 色調補正機能に強みを持つソフトウェア
Avid Media Composer: 映像制作現場で広く使われているソフトウェア
