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動画・映像制作用語

【BCP】

bcp

「BCP(ビーシーピー)」とは、Business Continuity Plan(事業継続計画)の略語で、自然災害やテロ、システム障害などの緊急事態が発生した場合でも、企業が重要な事業を継続し、早期に復旧するための計画のことです。

BCPは企業価値を測る重要な指標にもなり、BCPの内外への周知は重要です。そのため、私たち企業映像制作者にとっても、企業PRやIRビデオにおいて必須のテーマのひとつです。



BCPが企業価値を測る上で重要な指標となる理由


リスク管理能力の高さ

BCPの策定と運用は、企業が潜在的なリスクを認識し、それに対応する能力を持っていることを示します。これは、投資家や取引先にとって安心感を与える要素となります。


事業継続への信頼性

緊急時においても事業を継続できる体制が整っていることは、顧客や取引先からの信頼維持に不可欠です。サプライチェーンの安定性や製品・サービスの継続的な提供への期待に応えられます。


レピュテーションの維持

緊急時の迅速かつ適切な対応は、企業の評判を守り、むしろ高める可能性さえあります。混乱を最小限に抑え、社会的な責任を果たす姿勢を示すことができます。


競争優位性

BCPをしっかりと整備している企業は、競合他社と比較して事業継続の面で優位に立つことができます。特に、サプライチェーン全体でBCPの重要性が高まる中、その有無が取引の判断材料となることもあります。


株主価値の向上

リスク管理の強化、事業継続性の確保、信頼性の向上は、長期的な企業価値の向上に繋がります。投資家は、持続可能な成長が期待できる企業を高く評価する傾向があります。

BCP(ビーシーピー)

​【関連用語】

1. 事業影響度分析(BIA: Business Impact Analysis)


事業継続が中断した場合に、組織の業務や財務、評判などにどのような影響が生じるかを分析するプロセスです。重要な業務を特定し、中断による損失額や復旧の優先順位などを評価します。



2. 目標復旧時間(RTO: Recovery Time Objective)


事業中断後、いつまでに業務を復旧させなければならないかの目標時間です。この時間は、事業の種類や顧客への影響度などを考慮して設定されます。



3. 目標復旧レベル(RLO: Recovery Level Objective)


事業中断後、どのレベルまで業務を復旧させるかの目標レベルです。完全復旧を目指すのか、一時的な代替手段による部分的な復旧で良いのかなどを具体的に定めます。



4. 代替サイト(Alternative Site)


緊急事態が発生し、通常の事業拠点が使用できなくなった場合に、代替として事業を継続するための場所です。データセンターのバックアップサイトや臨時のオフィスなどが該当します。



5. サプライチェーン・レジリエンス(Supply Chain Resilience)


サプライチェーン全体が、予期せぬ事態(災害、パンデミック、地政学的なリスクなど)が発生しても、事業を中断させることなく、または迅速に復旧できる能力のことです。自社だけでなく、取引先のBCP対策も重要になります。


 

 

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