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映像制作を発注する企業担当者のための用語解説です。

物撮り(ブツドリ)

PR映像制作における「物撮り」とは、人以外の静物(商品、部品、料理など)を撮影する工程を指します。対象となる“モノ”の魅力や特性を正確かつ印象的に伝えるため、背景、照明、カメラアングルなどを細部まで計算し、設計して行います。

物撮り(ブツドリ)を解説するイメージ(監修・神野富三)

実際の現場では、スタジオや会議室、あるいはオフィスの一角に、背景用の幕や敷布、照明機材を持ち込み、即席の撮影空間をつくって行うことが多い物撮りですが、こうした段取りの都合から、物撮りはロケーション撮影の後、香盤表の終盤に組まれやすく、チーム全体が疲労している時間帯に回ってくることも少なくありません。

しかし、PR映像における物撮りは決して“おまけ”ではありません。商品カットは視聴者に最も直接的に訴求する重要なビジュアルであり、映像全体の印象を左右します。だからこそ、スタッフは最後の力を振り絞り、集中力を維持したい工程でもあります。

TomizoJInno.jpeg

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。

映像制作会社としての視点


注意点


1.ライティング


形状光

被写体の形状を強調し、立体感を出す。


指向性光

特定の部分を照らし、陰影を強調する。


拡散光

ソフトな光で、被写体を優しく包み込む。



2. 構図


シンプル

背景をシンプルにすることで、被写体を際立たせる。ただし、PRビデオの場合は、シナリオの指定に沿った演出的な背景やシズル表現を用いる場合もあります。


規則性

規則的な配置で、整然とした印象を与える。


対称性

左右対称の構図は、安定感と美しさを生み出す。



3. レタッチ


色調調整

商品の色をより鮮やかに、または落ち着いた印象にする。


ノイズ除去

画像のノイズを減らし、クリアな画像にする。


レタッチ

傷や汚れを修正したり、不要な部分を削除したりする。




活用例


ECサイト

商品の魅力を最大限に引き出し、購買意欲を高める。


カタログ

商品のラインナップを分かりやすく紹介する。


広告・PRビデオ

商品の特長をアピールする。


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