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動画・映像制作用語

【クローズドキャプション】

closedcaption

「クローズドキャプション(Closed Captioning)」とは、聴覚障害者や難聴者向けに、映像コンテンツの音声を文字で表示する技術です。従来の字幕とは異なり、視聴者が表示・非表示を自由に選択できる点が特徴です。

1. クローズドキャプションの主な特徴


  • 表示/非表示の切り替え:視聴者は、専用の機器やソフトウェアを使用して、クローズドキャプションの表示・非表示を自由に切り替えることができます。

  • 音声情報:単にセリフを文字にするだけでなく、効果音、音楽、環境音などの音声情報も文字で表示されます。これにより、聴覚に障害がある人でも、映像の内容をより深く理解することができます。

  • 話者情報:誰が話しているのかを識別するために、話者の名前や識別情報が表示されることがあります。

  • 多様な利用シーン:聴覚障害者や難聴者だけでなく、騒がしい場所や公共の場で音を出せない場合、外国語学習など、様々なシーンで利用されています。



2. クローズドキャプションと字幕の違い


  • 字幕:通常、外国語の映画やテレビ番組などで、翻訳されたセリフを表示します。常に表示され、視聴者がオフにすることはできません。

  • クローズドキャプション:主に聴覚障害者や難聴者向けに、音声情報を文字で表示します。視聴者が表示・非表示を自由に選択できます。
    又、同じ言語での表示が主になります。



3. クローズドキャプションの利用方法


  • テレビ放送:多くのテレビ放送では、クローズドキャプションの信号が多重化されています。テレビのリモコンや設定メニューから、クローズドキャプションを有効にすることができます。

  • DVD/Blu-ray:多くのDVDやBlu-rayには、クローズドキャプションのデータが収録されています。プレーヤーの設定メニューから、クローズドキャプションを有効にすることができます。

  • インターネット動画:YouTubeなどの動画配信サイトでは、クローズドキャプションの機能が提供されている場合があります。動画の再生画面にある「CC」ボタンをクリックすることで、クローズドキャプションを表示できます。



4. クローズドキャプションの重要性


クローズドキャプションは、聴覚障害者や難聴者の情報アクセスを支援する重要な技術です。また、多様な利用シーンで役立つため、より多くの人が映像コンテンツを楽しめるようにするために、その普及が推進されています。

私個人の意見としては、画面を埋め尽くす文字類を少しでも減らすために、いわゆる字幕、テロップはすべてこのクローズドキャプションとして、視聴者がON/OFFできるようにしてもらえたら嬉しいです。

クローズドキャプシ��ョン

​【関連用語】

1. 文字多重放送


映像・音声に文字や図形などの符号化されたデジタルデータを多重的に付加して送信される日本の放送規格です。



2. 音声多重放送


ひとつのチャンネルに複数の音声を多重に付加して行う放送です。



3. 二重音声放送


音声多重放送の一種で「日本語/外国語」や「主音声/副音声」などの切り替えができる。



4. 2か国語放送


音声多重放送の一種で、音声信号として2ヶ国語を同時に放送する場合の呼び名です。



5.EIA-608/708


アメリカで使用されているクローズドキャプションの規格です。 


 

 

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