ホーム / 映像制作会社の資料室 / 映像制作会社がつかう言葉「索引」 /
映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
ロング
ロング(ショット)は、広い範囲を遠くから撮影する手法です。被写体との距離が遠く、全体像を捉えるような構図を指します。(詳細は以下)
日本では「ひき」とも言います。
広角レンズを使用して、より広い範囲を撮影する場合にも「ロング」が使われることがあります。撮影対象と周囲の環境を含めて広く映し出すことを言います。例えば、人物を撮影する場合は、全身と周りの風景が入るような画角になります。
ひとつのシーンを映し出すために、3つのカットに分ける場合(例:ロングーミディアムークローズアップ)、一般的に最初に提示されるのがこのロングショットです。全体が映っているため、この1カットで状況が定義できることから、英語でいうところのエスタブリッシュショットとして使用されることが多いものです。
主な用途
場面の全体的な雰囲気や状況を伝えたい時
撮影場所の広さや規模を表現したい時
群衆や大勢の人々の様子を捉えたい時
建物や風景全体を見せたい時
目的
環境や状況の文脈を視聴者に理解させやすい
壮大さや広大さを演出できる
登場人物と環境との関係性を表現できる
注意点
望遠レンズはレンズの躯体が長く、遠くを狙うレンズであることから、日本では「長玉」とも呼ばれますが、望遠レンズで狙って遠くのものを画面全体に映すことをロングショットとは言いません。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
ロングショットを撮影するには、相応の「ひき」、つまりカメラと被写体の距離が必要です。被写体の面積が大きい場合、このひきがないと全体像を映すことができない場合があります。大型の工作機械や狭いスペースでの撮影がこれにあたります。
