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動画・映像制作用語

【まわす】

mawasu

「まわす」とは、ビデオカメラのシューティングボタンを押して、撮影を始めることを言いますが、もちろん今は「まわす」と言ってもテープが回っているわけではありません。

「はい、では回しまーす」という言葉を使うカメラマンディレクターだったら、その人は記録媒体がテープだった時代から映像制作業界にいた人だと推定できるでしょう。

それでも、たとえば撮影中に雑音をたてる人がいると、その人を睨みながら指先をくるくる回す・・・なんてジェスチャーをする人は、若い世代でも今もいると思います。

私もやっぱり、撮影中は「いま、回ってますから」と言いたくなります。


しかし、「まわす」という言葉は、フィルム撮影の時代にさかのぼる映画用語だという主張も冥土あたりから聞こえてきます。いつの時代も自分の時代が社会の中心のように思うものですね。

まわす

​【関連用語】

1. リテイク


撮影、録音をし直すことを「リテイク」といいます。



2. OKカット


撮影したテイクが合格で、本編での使用が確定したカットを指します。現場ではディレクターが「OK!」と明確に発声し、全スタッフにその判断が共有されます。特にドラマやCMなど、演出意図が明確な撮影では、演技、カメラワーク、照明、音声など、すべての要素が求める水準に達していることを意味します。OKが出た時点で、そのカットの撮影は完了となり、次のカットの準備に移ります。OKは編集で確実に使用されるカットとして認識されます。



3. NGカット


テイクとして不適切で使用できないと判断されたカットを指します。現場では「NG」の一言で、全スタッフがすぐに認識します。演技の失敗、セリフの間違い、カメラミス、外部音の混入など、理由は様々です。NGの場合、すぐに再テイクの準備に入るため、スタッフは素早い切り替えが求められます。編集作業では使用されないことが前提のカットです。



4. キープ


OKとまでは言えないが、使用できる可能性のあるカットとして保管されるものを指します。現場では「キープで」という簡潔な指示で使われます。より良いテイクを目指して撮影を継続する場合や、編集段階での選択肢として残しておく場合に使用されます。特に表現の幅を持たせたい場合や、複数のバリエーションを確保したい場合に重要な判断基準となります。

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