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テイク

映像制作用語辞典 | 株式会社SynApps

「テイク」とは、撮影、録画、録音において、最善を期すために同じことを繰り返す場合の、それぞれの試行、試行回数、試行結果を指します。

「テイク」は、映像制作、音楽制作、写真撮影など、様々なクリエイティブ分野で用いられる用語です。より良い作品を生み出すために、何度も「テイク」を重ねることがあります。

具体的には、以下の意味合いが含まれます。



1. 試行


撮影や録音の1回の実行。演技や演奏などのパフォーマンスの1回の実施。


2. 試行回数


影や録音などを繰り返した回数。「テイク1」、「テイク2」のように、各試行を区別するために使われます。


3. 試行結果


撮影や録音された素材。パフォーマンスの出来具合。



4. 採用を決めること


「テイク」は、「採用する」という意味で使われることもあります。


<h1 class="font_0">テイク</h1>

​【関連情報】

1. OKカット


撮影したテイクが合格で、本編での使用が確定したカットを指します。現場ではディレクターが「OK!」と明確に発声し、全スタッフにその判断が共有されます。特にドラマやCMなど、演出意図が明確な撮影では、演技、カメラワーク、照明、音声など、すべての要素が求める水準に達していることを意味します。OKが出た時点で、そのカットの撮影は完了となり、次のカットの準備に移ります。OKは編集で確実に使用されるカットとして認識されます。



2. NGカット


テイクとして不適切で使用できないと判断されたカットを指します。演技の失敗、セリフの間違い、カメラミス、外部音の混入など、理由は様々です。NGの場合、すぐに再テイクの準備に入るため、スタッフは素早い切り替えが求められます。編集作業では使用されないことが前提のカットです。



3. キープ


OKとまでは言えないが、使用できる可能性のあるカットとして保管されるものを指します。現場では「キープで」という簡潔な指示で使われます。より良いテイクを目指して撮影を継続する場合や、編集段階での選択肢として残しておく場合に使用されます。特に表現の幅を持たせたい場合や、複数のバリエーションを確保したい場合に重要な判断基準となります。録画記録には必ず明記します。



4. リテイク


撮影、録音をし直すことを「リテイク」といいます。



5. だめだし


「だめだし」は、日本語で「だめ」と「出す」を組み合わせた言葉で、主に以下の二つの意味で使われます。

  1. 否定的な評価や意見を伝えることある物事や人物に対して、悪い点や改善すべき点を指摘することです。例えば、企画書の内容に不備があったり、プレゼンテーションのやり方がうまくいかなかったりした場合に、「その企画書にはだめだしが入った」「プレゼンの仕方について、先輩からだめだしをもらった」といったように使います。

  2. 最終的な確認や指示を出すこと特にクリエイティブな分野や制作現場で使われることが多く、完成間近の作品や企画に対して、最終的な修正指示や承認を行うことを指します。

この二つの意味合いは状況によって使い分けられますが、どちらも改善や完成度を高めるための指摘というニュアンスが強い言葉です。

 

 

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