動画・映像制作用語
【4K】
yonkei
「4K」とは、映像技術における映像データの解像度の規格の一つです。テレビ放送では一般的には3,840×1,920ピクセルですが、デジタルシネマカメラや映画上映機材では“DCI 4K”と呼ばれる4,096x2,160ピクセルが採用されています。
解像度3,840×1,920ピクセルの4Kは、ITU(国際電気通信連合)が定めた規格です。デジタルシネマが採用しているDCI 4Kと区別するために“4K UHDTV”と呼ばれることがあります。
ちなみにDCIとはアメリカの大手映画配給会社などが加盟する団体 Digital Cinema Initiativesの略です。
一般的に、日本の家庭で使われる4Kモニターやビデオカメラは4K UHDTV(3,840×1,920)ですが、4K撮影ができる業務用のビデオカメラでは、両方から選択できることがあります。この場合、 例えばPanasonic DVX-200Aでは “UHD”は4K UHDTV、 “4K”はDCI 4K のことですので注意が必要です。DCI 4Kの映像をFHD(フルハイビジョン 1,920×1,080ピクセル)にダウンコンバートするとスクイーズすることになります。
【関連用語】
1. SD(エスディ・スタンダード)
ハイビジョン以前の標準的な画質を指し、アナログ・走査線方式(インターレース)の時代を含め、デジタル技術で換算して640〜720×480〜576ピクセル、4:3のアスペクト比をもつ映像信号を指します。DVD-videoは基本的にこの解像度です。
2. ハイビジョン(HD)
解像度 1,280×720 アスペクト比16:9 約92万画素
3. FHD(フルハイビジョン)
解像度 1,920×1,080 アスペクト比16:9 約207万画素
4. 2K
FHDと同義。またはDCIの場合2,048×1,080画素を指します。
5. UHD(ウルトラハイビジョン)
4Kや8Kを含む、高解像度の総称。FHDを超える、より高精細な映像信号を指します。
6. 8K
解像度 7,680×4,320画素。またはDCIの場合、8,192×4,320画素を指します。