動画・映像制作用語
【bps】
bitspersecond
「bps」は、"bits per second"(ビット毎秒)の略で、デジタル通信におけるデータ転送速度を表す単位で、ビットレートとも言われます。
概念
デジタル情報の最小単位:ビット
デジタル情報は、0と1の組み合わせで表現されます。この0または1の最小単位を「ビット」と呼びます。
1秒間に送れるビット数
bpsは1秒間にどれだけのビット数を送ることができるかを表します。つまり、数値が大きいほど、より多くのデータを短時間で送ることができることを意味します。
データ転送速度の指標
bpsはインターネット回線の速度、ファイル転送速度、動画や音楽のデータレートなど、様々な場面でデータ転送速度の指標として使用されます。
単位と表記
bps:ビット毎秒
kbps:キロビット毎秒(1,000 bps)
Mbps:メガビット毎秒(1,000,000 bps)
Gbps:ギガビット毎秒(1,000,000,000 bps)
使用例
1. インターネット回線速度
「〇〇Mbpsの光回線」のように、インターネット回線の速度を表す際に使用されます。
2. ファイル転送速度
ファイルのダウンロードやアップロードの速度を表す際に使用されます。
3. 動画・音楽のデータレート
動画や音楽の品質(画質や音質)を表す際に使用されます。データレートが高いほど、高画質・高音質になります。
注意点
bpsとB/sの違い
bps(ビット毎秒)とB/s(バイト毎秒)は異なります。1バイトは8ビットなので、8 bps = 1 B/sとなります。インターネット回線等の速度を表す場合はbpsが使われることが多いです。
実際の速度
インターネット回線の速度などは、理論値であり、実際の使用環境によって変動する場合があります。
【関連用語】
1. フレーム
映像やアニメーションを構成する静止画の1コマを指します。動画は、このフレームを連続して表示することで、動きを表現します。パラパラ漫画の1枚1枚の絵をイメージすると分かりやすいでしょう。
2. fps
Frames Per Secondの略で、1秒間に表示されるフレーム数を示す単位です。フレームレートとも呼ばれます。数値が大きいほど、動画は滑らかに見えます。一般的な動画のfpsは、24fps、30fps、60fpsなどがあります。映画は24fps、テレビ放送は30fpsまたは60fps、ゲームは60fps以上が一般的です。
3. 解像度
映像の細かさを表す数値で、縦×横のピクセル数で表されます。フルハイビジョン(FHD)のピクセル数は1,920×1,080 = 2,073,600ピクセルとなります。
4. bpm
Beats Per Minuteの略で、1分間の拍数を示す単位です。音楽のテンポを表す際に使われます。数値が大きいほど、テンポが速いことを意味します。DJや音楽制作の現場でよく使われます。これらの単位は、映像、音楽、インターネットなど、様々な分野で使われており、それぞれの意味を理解することで、より深く各分野の情報を理解することができます。
5. Hz(ヘルツ)
1秒間に繰り返される現象の回数を示す単位であり、周波数(振動数)を表します。