動画・映像制作用語
【ヘアメイク】
hairmake
「ヘアメイク」とは、映像制作においては撮影時の出演者の髪型をつくり、整えるスタッフ(責任者)「ヘアメイクアップアーチスト」のことです。
ヘアメイクアップアーチストは、モデルやタレントを起用して撮影する場合、原則的にキャスティングすべきスタッフです。出演者の髪型や髪の状態は、映像演出上重要であるばかりでなく、髪の状態を任せられるスタッフがいれば出演者が演技やセリフに集中でき、ディレクターやカメラマンも安心して撮影に臨むことができます。
メイクアップアーチストとは別人
「メイクアップ」という言葉が入っているため、ヘアメイクアップアーチストと言うとメイク(化粧)もしてくれると勘違いしそうですが、メイク(化粧)を専門に行うスタッフは「メークアップアーチスト」です。
ローカルの低予算案件では「メイクさん」が髪の毛を整えたり、スタイリストさんがメイクや髪型を整えることも多々あります。
ちゃんとしたCMの撮影では、スタイリスト(衣装の提案、調達、当日のフィッティングなど)、メイクアップ、ヘアメイクをそれぞれ専門のスタッフが担当し、それぞれにアシスタントが何人かつきます。紙面や画面というメディアを通じて視る広告映像は、市井の美容・理容とは次元が異なるクリエイティブなメイクアップ技術が必要です。
【関連用語】
1. スタイリスト
撮影における衣装やアクセサリーの専門家です。モデルや俳優の魅力を最大限に引き出すため、撮影テーマやコンセプトに合わせて、最適な衣装やアクセサリーを選び、コーディネートします。また、撮影現場での衣装の管理や手入れも行い、出演者のビジュアルイメージを構築します。
2. テーブルスタイリスト
食卓の美しさを演出する専門家です。食器、カトラリー、テーブルクロスなどのアイテムを選び、配置することで、料理の魅力を引き立て、食欲をそそる空間を作り出します。雑誌や広告、レストランのメニュー写真などで活躍し、食卓全体の調和と美しさを追求します。
3. フードコーディネーター
食に関する幅広い知識とセンスを持ち、食の魅力を多角的に表現する専門家です。撮影に限らず、料理のスタイリング、レシピ開発、メニュー提案、イベント企画など、食に関するあらゆる分野で活躍します。食文化や栄養学に関する知識も持ち合わせ、食を通じて人々の生活を豊かにします。
4. フードスタイリスト
料理をより美しく、美味しそうに見せる専門家です。撮影用の料理を盛り付けたり、飾り付けたりすることで、料理の魅力を最大限に引き出します。食品の特性を理解し、光の当たり方や背景にも配慮しながら、食欲をそそるビジュアルを作り上げます。
5. インティマシーコーディネーター
インティマシーコーディネーターは、映画やテレビドラマなどの撮影現場で、俳優の身体的な安全と心理的な安心を確保する専門家です。性的なシーンや身体的な接触を伴うシーンにおいて、俳優の同意と境界線を尊重し、安全な撮影環境を提供します。俳優と監督の間に立ち、双方の意図を正確に伝え、合意形成をサポートします。