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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
シノプシス
映像作品、ドラマ、アニメなどの企画段階で作成する簡潔な作品の概要書です。シノプシスは、そのコンテンツの全体像を簡潔に把握するための書類です。通常、A4用紙1〜2枚程度にまとめられ、以下のような用途で使用されます
制作会社やスポンサーへの企画提案
スタッフ間での作品の方向性の共有
予算や制作規模の検討材料
脚本執筆の前段階における基本設計書
主に以下のような要素を含みます
作品の全体的なストーリー展開
主要キャラクターの設定や関係性
テーマや作品の狙い
想定される視聴者層
作品の特徴や見どころ
シノプシスと他の資料との違い
シノプシスは必ず作成されるものではなく、プロジェクトの発生経緯によって必要に応じて作成されます。企画書やシナリオと密接な関係がありますが、異なる役割を持ちます。シノプシスは、一般的に企画書よりも範囲が狭く、シナリオよりも詳細度は低いという点が特徴です。
企画書
「なぜ作るか」を説明するコンセプト、ターゲット、予算、出演候補、収益性など。
シノプシス
「何が起きるか」を説明するストーリーの起承転結(結末まで)を簡潔に文章化したもの。
シナリオ
「何をどう撮るか」を指示する柱(場所・出演者(被写体)・時間)、ト書き(動き)、セリフの3要素で構成。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
ビジネス映像制作におけるシノプシスは、シナリオ、絵コンテの前に段階で、想定するコンテンツの内容項目を、時系列に並べた「構成案」のことを指す場合があります。この段階の書類については、見積書に添付する「仕様書」の役割ですので、通常は費用をいただきません。
ビジネス映像制作におけるシノプシス(構成案)の主な要素
項目内容役割シーンNO:進行順の番号全体の流れを把握する
想定項目(内容):何を見せるか、何を語るか情報の抜け漏れを防ぐ
映像イメージ:実写・CG・資料写真など視覚的な手法を共有する
ナレーション内容:主なメッセージの要約訴求ポイントを明確にする
尺(秒数):各シーンの想定配分テンポ感と総尺のコントロール
