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動画・映像制作用語

【時計・反時計】

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短針、長針、秒針などが回転するアナログ時計において通常に針が進むことを「時計回り」、その逆を「反時計(回り)」と呼びます。カメラマンが「その料理、少し時計にして」と言われたら少し右に回転、「反時計にして」と言われたら左に回転させましょう。

時計の針は右回り


現代ではアナログ時計の時間が読めない人が増えているというニュースを視たことがありますので、敢えて用語として挙げました。



時計の針は上と下で進む方向は逆だが


時計回り=右回り、という表現がいまひとつしっくりこないという人も一定数いるかも知れません。アナログ時計の6時のあたりで見れば、針は右から左へ動くからです。ここは無駄な抵抗はやめて素直に、「12時の位置で針が進む方向が右だから、時計回りは右回り」と理解しましょう。



形状を理解すやすいパースペクティブにする


立方体や円柱状の形をした物を撮影する場合、カメラを通してみると、その形状がわかりにくいことがありますので、奥行き感(パースペクティブ)を出すためには適切な角度から見ることが重要になり、このとき時計、反時計という言葉でカメラマンから指示が出ます。

撮影する対象物の上面がよく見えない場合はやおやにして、カメラからの上下角度を調整します。

時計・反時計

​【関連用語】

1. テレコ


ふたつのものやことを入れ替えること、あるいは交互に繰り返すことを言います。



2. スタンドイン


実際に撮影する役者やモデルの代わりに、身長や体格が近い人が事前に立ち、構図や照明などを確認するための役割。本番前にイメージを固めるために役立ちます。



3. 上手・下手


カメラに向かって見て、左手が上手、右手が下手と呼びます。舞台用語が由来で、カメラの左右の位置を示すときに使われます。



4. ばみる


舞台上や撮影現場において、人が立つ位置や道具を置く位置などをあらかじめ決めて目印をつけることを指します。ビニールテープやマスキングテープなどを使い、床に印をつけます。この目印のことを「バミリ」と呼ぶこともあります。



5. ばらす


撮影が終わった後に、セットや機材を解体・撤去する作業のことを指します。



6. ばれる


映ってはいけないものが映っていることを言います。



7. やおや


物撮り時などに、手前から奥に向かって高くして(ときに台に傾斜をつけ)、全体を見えやすく配置する構図が、八百屋さんの店先を連想することから「やおや」といいます。



8. 見切れ


「映ってはいけないものが映っている」が正解で「映っているべきものが切れていること」は誤用であるという人が多いのですが、語源がどうこうという話は別として、映像業界ではすでに40年前にはこの両方の使い方がされていました。



9. 被る(かぶる)


画面の中であるものが別のものの上に重なって見える状態を指します。人物と人物、人物と背景、あるいは前景の物と奥の物など、様々な要素が重なる状況で使われます。


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