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リモート時代の映像制作ソリューション

増え続ける社内向け映像コンテンツのニーズ


研究発表、業務マニュアル、研修セミナー、代表者挨拶、教育コンテンツ——。これまで社内で制作していた、こうした映像制作案件をコストと労働時間を抑えて、非対面・リモートで進行したいというご要望が、コロナ禍以降さらに増加しています。

こうした制作案件は、日常的なコミュニケーション手段としての映像制作であるため、大規模広告キャンペーンとは異なる予算感が求められます。品質を維持しながら、いかにコストを最適化できるかが成功の鍵となります。



社内制作の現実的なコスト


人員体制の試算

社内で映像制作を専任で行う場合、最低3名のチーム編成が必要です。休暇取得や業務の継続性を考えると、これは避けられない人数です。


大企業の場合の年間人件費:

  • 正社員3名で約2,000〜3,000万円

しかし、年間3,000万円の予算があれば、外部のプロフェッショナルチームを専任で確保することも可能です。



社内制作の課題


  • 社員は映像制作を専門として入社したわけではない

  • 3年程度で本来の部署へ戻すことを考慮すべき

  • ちょうど技術が身についた頃に人材が流出してしまう

  • ノウハウの蓄積が困難



結論: 本業以外の専門業務は、外部の専門家に委託することで、長期的な品質とコスト効率を実現できます。


会議


プロフェッショナルが提供する品質とは


映像制作のプロフェッショナルとは、以下の条件を満たす人材を指します:

  • 10年以上の実務経験

  • 大手クライアント・広告代理店との取引実績

  • 高度な技術力とセンス

  • 社会常識をわきまえたコミュニケーション能力



社内コンテンツに求められる「品質」


華美な演出や高予算な制作は不要です。ここでの品質とは:

  • 実用性: 実際に役立つ内容

  • 効果性: 視聴者の理解を促進する構成

  • 一貫性: 企業ブランドに合致した表現


素人制作との明確な差別化を図り、視聴者にとって価値のあるコンテンツをお届けすることが、私たちプロフェッショナルの使命です。



コストを最適化する4つの方法


1. まとめて大量発注


複数のタイトルを類似構成で制作する場合、共通テンプレートやパターンを活用することで:

  • 撮影工数の削減

  • 編集時間の短縮

  • 制作全体の効率化


ポイント: 同時発注いただくことで、各工程を集約しコスト削減効果を最大化できます。



2. 長期契約の締結


年間数十本規模の制作であれば、専任チームを編成:

  • フリーランススタッフとの年間契約

  • チーム間の連携による作業効率の向上

  • コミュニケーションコストの削減

  • 総予算の大幅な圧縮



3. クライアントとの役割分担


最も時間とコストがかかるのが、企画・構成・調査などの撮影前工程です。

従来の課題:

  • 提案→打合せ→修正→再提案のサイクルが繰り返される

  • コミュニケーションによる時間的ロスが大きい


解決策:

  • クライアント様側で企画・構成案を作成

  • または、制作会社スタッフをクライアント様へ出向させ、社内で企画業務を遂行


これにより、大幅な時間短縮とコストダウンを実現できます。



4. 全面委任方式


適用条件:

  • 経営トップからの絶大な信頼関係がある場合

  • 創業家支配の企業など、意思決定が迅速な組織


メリット:

  • 提案・修正プロセスの簡素化

  • 制作会社側で効率的なスケジュール管理が可能

  • 予算配分の最適化


留意点:

  • 信頼を失った場合の影響が大きい

  • 社内担当者様の調整負担への配慮が必要




少人数体制で実現する3つの制作手法


制作スタッフ体制(営業・プロデューサー・ディレクター・AD等)を最小限にすることで、予算を大幅に抑えることができます。


スタイル① 同時録音撮影による映像制作


制作方法:

  • 講師が直接カメラに向かって説明

  • 図表は板書やフリップで提示

  • 編集はNG部分のカットと最小限のインサート追加

  • 音楽は冒頭・末尾とコーナー区切りのジングルのみ


コスト削減のポイント: 講師がシナリオ作成を担当することで、制作会社の企画工数を削減できます。



スタイル② 2Dモーショングラフィックスシリーズ


制作方法:

  • シナリオ・作画・編集を1名の専門スタッフが一貫担当

  • 同種コンテンツの量産で熟練効果を発揮

効率性:

  • 熟練による作業スピードは200〜300%向上

  • 3名分の作業を1名で完結

  • 当社には、高度な技術・知識・デザインセンスを持つ専門スタッフが在籍

適用例: 学習コンテンツ、業務手順の解説、データ可視化など



スタイル③ オリジナル表現手法の開発・定着


事例: 「ホワイトボードアニメ」のような簡便な制作手法を独自開発

メリット:

  • 従来のフルアニメーション予算の50%以下で制作可能

  • オリジナリティによる差別化

  • 固定視聴者の獲得

  • コンテンツ群としてのブランド価値向上




まとめ


社内コミュニケーションの映像コンテンツ制作は、品質とコストのバランスが重要です。

私たちは、お客様のニーズと予算に応じた最適なソリューションをご提案いたします。長期的なパートナーシップを通じて、効率的で価値のある映像制作をサポートさせていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。




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【執筆者プロフィール】

株式会社SynApps 代表取締役/プロデューサー。名古屋を中心に、地域企業や団体のBtoB分野の映像制作を専門とする。プロデューサー/シナリオライターとして35年、ディレクター/エディターとして20年の実績を持つ。(2025年10月現在)

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