動画・映像制作用語
【フリーズ】
freeze
映像技術における「フリーズ(freeze)」とは、映像データの1フレーム(ないしは1フィールド)を静止画として表示することです。
映像プレーヤー、ないしは映像編集機器やソフトを操作して、動画の一場面を一時停止して、その瞬間を静止画として表示することを言います。
ノンリニア編集ソフトでは、その場面を静止画データとして書き出し、タイムラインに載せ、Duration(時間の幅)を設定することで、静止した画像を連続的に表示させる(静止した映像の動画にする)ことができます。
インターレース方式については、リニア編集機においてはどちらか一方のフィールドが停止すると(=フィールドフリーズ)映像がブレたり、ちらついたりする現象が見られましたが、ノンリニア編集においては一般的に1フレームを表示するため、この現象は起きません。
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【関連用語】
1. スティル(Stiil)
テープ編集を行う操作装置では、テープの走行をコントロールするジョグダイヤルというツマミに“still”というポジションがあり(多くの場合、ダイヤル中立位置で深く押し付ける)、テープを静止させてその時点の映像を静止画として表示させることができました。
2. ストップモーション(Stop Motion)
静止している物体を少しずつ動かしながら、その動きをコマ撮り(静止画の連続撮影)することで、あたかも物体が自ら動いているかのように見せる映像制作技法です。
3. デュレーション(Duration)
映像編集において、クリップやシーケンスなどの時間の長さを指す言葉です。
4. フレームレート(FPS)
1秒間に表示される静止画(フレーム)の枚数を表す単位です。FPSは「Frames Per Second」の略です。
5. スローモーション(Slow Motion)
撮影された時点での設定よりもフレームレートを減らすことで、映像をスローモーション(実際よりもゆっくりとした動き)で再生することができます。スローモーションを想定している場合は、撮影時にFPSを60以上のできるだけ大きくしておくことで、よりクリアで滑らかなスロー再生ができます。