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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。

会社案内ビデオ

一般的には企業体の目的や組織体制、沿革情報などを網羅的にまとめた映像コンテンツのことを指します。

会社案内ビデオを解説するイメージ(監修・神野富三)

大きな意味での「会社案内ビデオ」と呼ばれる映像コンテンツは、企業の顔として、そのブランドイメージを高め、企業理念やビジョンを広く共有することを目的としていて、企業の多岐にわたる情報テーマがこれに含まれます。

ただし、現代ではこれらの要素を個別テーマとして細分化することが一般的になっています。

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執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。

映像制作会社としての視点


かつての「会社案内ビデオ」は10分から20分になるものも珍しくありませんでしたが、インターネット社会の進展、SNSによる動画視聴環境の変化に伴い、テーマは細分化されてきした。


1. コーポレート・ブランド系(アイデンティティの提示)


企業の根本にある「存在意義」や「姿勢」を伝える、最も中心的なジャンルです。


ビジョン・コンセプトムービー

企業のパーパス(存在意義)や将来の展望を、抽象的なイメージや力強いメッセージで表現します。スペックの説明ではなく、視聴者の情緒に訴えかけるものです。


周年記念・ヒストリー映像

 創業からの歩みや困難を乗り越えたエピソードを構成し、企業の伝統と信頼性を証明します。ステークホルダーへの感謝と、次なる時代への決意を示す際に用いられます。


社長・経営陣メッセージ

トップ自らが語ることで、経営哲学や企業文化の「熱量」を直接伝えます。



2. インナー・エンゲージメント系(社内の活性化)


社員やその家族を主な対象とし、組織の結束力を高めるためのジャンルです。


社員インタビュー・密着ドキュメンタリー

現場で働く個人の想いや苦労、やりがいにフォーカスします。他部署の仕事を知るきっかけになり、社内の相互理解とリスペクトを醸成します。


プロジェクト・プロジェクトストーリー

特定の製品やサービスが誕生するまでの裏側を追ったものです。成功体験を共有することで、チームの誇りを再確認させます。


社内イベント・アワード記録

表彰式やキックオフイベントのダイジェスト映像です。組織の活気を可視化し、帰属意識を高めます。



3. リクルーティング系(採用動画)


求職者に対して、働く環境やカルチャーを「自分事」として捉えてもらうためのジャンルです。


インタビュー(先輩たちの生の声)

入社したての社員、中堅社員たちの生の声と働く姿のインサートで構成するのが一般的です。可能な限りにリアルな声として描きます。


オフィス/現場紹介(ツアー映像)

職場の雰囲気や設備をありのままに見せます。最近ではドローン撮影や360度カメラを用いた没入感のある映像も増えています。


1 Day Follow(一日の流れ)

特定の職種の社員に一日密着し、具体的な仕事内容や休憩時間の様子を映します。入社後のリアリティを提供し、ミスマッチを防ぎます。



4. ソーシャル・パブリック系(社会との繋がり)


社会の一員としての責任や活動を伝え、ブランドの好意度を高めるジャンルです。


サステナビリティ・CSR活動報告

環境保全や地域貢献、SDGsへの取り組みを可視化します。投資家や社会全体に対する「誠実な姿勢」の証明となります。


技術・研究開発(R&D)紹介

目に見えにくい先端技術や研究プロセスを可視化し、企業の将来性や技術的優位性をアピールします。



5. プロダクト・ソリューション系(提供価値の具体化)


製品そのものではなく、その製品が「社会や生活をどう変えるか」という文脈で語る会社案内です。


導入事例(ケーススタディ)映像

自社のサービスを導入した顧客の「喜びの声」や「変化」を映します。第三者の視点が入ることで、会社案内としての説得力が飛躍的に高まります。



6. IR・財務コミュニケーション系(投資家・株主への価値証明)


投資判断の材料となる「将来性」と「信頼性」を、数値データと経営者の肉声で補完するジャンルです。


決算説明・事業報告ダイジェスト

膨大な決算資料(パワーポイント等)を数分のダイジェスト映像にまとめます。グラフの動的なアニメーションを用いることで、成長の軌跡や財務状況を直感的に理解させることができます。


中期経営計画プレゼンテーション

数年後のビジョンを語る際、言葉だけでは伝わりにくい「新しい市場の姿」や「完成予定の施設」などを3DCGや実写イメージで可視化し、計画の実現可能性(リアリティ)を強調します。


バーチャル施設見学(工場・事業所見学)

機関投資家や個人株主が普段立ち入れない製造現場や海外拠点を映像で案内します。現場のガバナンス体制や稼働状況を隠さず見せることで、透明性の高い企業姿勢をアピールします。


個人株主向けメッセージ

株主総会などの場で上映される、創業の精神や株主還元方針を伝えるエモーショナルな映像です。長期的な「ファン」としての株主を育てる役割を持ちます。


会社案内ビデオに含まれるカテゴリーの映像事例

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