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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
パーソナライズ
個々のユーザーの属性や行動履歴に基づいて、情報やサービスを最適化して提供することを指します。
つまり、一人ひとりの興味や関心、ニーズに合わせて、より関連性の高い情報や体験を提供する仕組みです。
1. インターネットの世界では当たり前
検索エンジン、SNS、ECサイト、動画配信サービスなど、さまざまなオンラインプラットフォームで活用されています。例えば、検索エンジンは、ユーザーの検索履歴や位置情報に基づいて、検索結果をパーソナライズします。SNSは、ユーザーの興味や関心に基づいて、タイムラインに表示する投稿や広告をパーソナライズします。ECサイトは、ユーザーの購買履歴や閲覧履歴に基づいて、おすすめの商品やクーポンをパーソナライズします。
2. パーソナライズの利点
ユーザーにとって必要な情報や興味のある情報に効率的にアクセスできることです。また、企業にとっては、顧客満足度やエンゲージメントを高めることができます。
3. パーソナライズの欠点
パーソナライズが過剰になると、ユーザーは自分にとって都合の良い情報ばかりを目にするようになり、異なる意見や視点に触れる機会が減少する可能性があります。これは、フィルターバブルやエコーチェンバーといった現象を引き起こす原因となります。また、パーソナライズにはプライバシーの問題も存在します。ユーザーの個人情報が収集・利用されることで、プライバシーが侵害される可能性があります。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
映像制作におけるパーソナライズ
映像制作では、企画段階でまず誰に向けてつくるか=ターゲットを決めることが基本です。
ターゲットが決まると、テーマはもちろん、内容の切り口、表現方法、尺やテンポ、言葉遣い、映像のトーンまでが自然と変わります。たとえば、社内向けの説明動画であれば専門用語を使って具体的に説明し、顧客向けのPR映像であればストーリー性やビジュアルの印象を重視する、といった具合です。
このように、受け手に合わせて映像を最適化する作業そのものがパーソナライズです。
WEBやデジタルマーケティングで「パーソナライズ」と言うと、ユーザーの行動データや履歴に応じて自動的に表示内容を変えることを指しますが、映像ではインターネット登場以前から、企画段階でターゲットを意識して制作することが同じ意味合いを持っていました。
つまり、映像制作におけるパーソナライズは特別な技術や後付けの施策ではなく、企画段階から自然に行われている常識的な作業です。
