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ショーランナー

全体を通してクリエイティブの一貫性を指揮する人の職名として定着しました。多くの場合、最初にその企画を立ち上げた脚本家がショーランナーになります。

アメリカやカナダのテレビドラマ制作業界で使われ始めた職名です。

近年のテレビドラマでは、何シーズンにも渡り長期間制作、放送される例があり、各話が同時に制作進行することも多く、またストーリーやキャラクターが複雑化しています。その結果、一人の監督や脚本家だけでは対応しきれないケースが増えたために生まれたポジションです。

連続ドラマの視聴がストリーミングの時代に入って、実力のあるショーランナーは高額な契約料で媒体と契約する例が増えているようです。実質的にはエグゼクティブプロデューサーと言っても差し支えないようです。


日本でも大作連続ドラマの場合、何話かの番組制作を同時進行で行うため、複数人いるディレクターから毎回異なるディレクターがチーフとなって演出することがあります。この時、全体のクリエイティブを統一するために、脚本家、出演者が同様の役割を果たす場合があります。




なぜ脚本家がショーランナーになるのか



ストーリーへの深い理解

脚本家として物語を構築してきた経験から、ドラマ全体のストーリーラインを深く理解し、一貫性を保つことができます。


キャラクターへの深い理解

登場人物の性格や動機を深く掘り下げ、魅力的なキャラクターを作り出すことができます。


脚本チームとの連携

他の脚本家と連携し、脚本の質を高めることができます。


ドラマのビジョンを具現化

自らが考えたアイデアをドラマに反映させ、自分のビジョンを具現化することができます。


ショーランナーが脚本家であることだけが全てではありません。プロデューサーや監督の経験を持つ人物がショーランナーを務める場合もあります。重要なのは、ドラマを成功させるために必要な様々なスキルを備えているかどうかです。

Tomizo JIinno

執筆者・神野富三
株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

​大学時代のラジオ番組の構成演出に始まり、映像ディレクター・プロデューサーとして、40年以上の業界経験を基に映像業界に関する知見を発信しています。

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ショーランナーを解説するイメージ(監修・神野富三)

​関連用語など

ショーランナーがいる場合のプロデューサーの役割


ショーランナーがドラマのクリエイティブなビジョンを提示し、プロデューサーが全体の指揮を執り、ラインプロデューサーが予算とスケジュールを管理し、プロダクションデザイナーとプロダクションマネージャーがそのビジョンを具現化するために尽力します。下記は一般的に言われている役割分担ですが、現実的には役職がなんであれ、その企画の中心人物がクリエイティブについても実権を持っています。



1. エグゼクティブプロデューサー


ドラマ制作全体の最高責任者です。資金調達、企画の決定、制作会社との契約など、ドラマ制作に関わるあらゆる決定権を持ちます。ショーランナーがクリエイティブな側面を担うのに対し、エグゼクティブプロデューサーはビジネス的な側面を担うことが多いです。



2. プロデューサー


ドラマ制作の中心的な役割を担います。企画の立案、脚本の監修、キャスト・スタッフの選定、撮影現場の管理など、ドラマ制作の全般に関わります。ショーランナーとプロデューサーの役割は、ドラマの規模や制作体制によって重なる部分も多いです。



 3. ラインプロデューサー


ドラマ制作の予算とスケジュール管理を専門とする人物です。各部門の予算を管理し、スケジュール通りに制作が進むよう調整します。ショーランナーのクリエイティブなビジョンを実現するために、裏方として支える重要な役割を担います。



 4. プロダクションデザイナー


ドラマの世界観を視覚的に表現する役割を担います。セットデザイン、衣装デザイン、小道具など、ドラマに登場するあらゆる視覚要素をデザインします。ショーランナーの意図を汲み取り、ドラマの世界観を具現化します。



5. プロダクションマネージャー


ドラマ制作の現場を管理する役割を担います。撮影スケジュール管理、スタッフの配置、機材の手配など、撮影現場が円滑に進行するよう、様々な業務を行います。ショーランナーの指示を基に、現場の運営を担います。


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