カットとカットをつなぐ言葉
- Tomizo Jinno
- 4月20日
- 読了時間: 4分
更新日:9月26日
この3カットを見て、あなたならどんな物語を想像しますか?

つづく2カットがこうきたら!?

上記の画像は私が、生成AIに命じて生成した静止画像です。特にシナリオをつくったわけではなく、ジャングルでライオンの家族が幸せに暮らしているイメージと、そこにハンターがやってくるというプロットを思いついただけです。
それらを、こう並べると、なんだか映画のワンシーンのように思いませんか?そして、勝手にストーリーを想像しますよね。
今日私が伝えたいのは、一見無関係に思えるカットとカットも、並べ方を工夫すると、その2カットに共通点(コンティニュイティーと言います)が生まれ、物語が生まれます(モンタージュと言います)。
こんな楽しいことは他にないですよね。ということです。
今日のタイトルは誤解を招きますね。
カットとカットをつなぐことを普通、日本語では「編集」という言葉で言い表しますが、私が言いたいのは、この「カットとカットをつなげる」ことを、もっと上手く表す言葉がないものかと言うことです。
元来「カット(Cut)」とは、この接続部分を指す用語だったはずですが、現実的にはCutは様々な用途で使われるため、この概念を説明する単語としては的確であありません。
「モンタージュ」は映像接続法用語ですが、モンタージュ法だけがカットの繋ぎ方じゃないですしね。
じゃあ「つなぎ」でしょうか?
これもちょっとラシクナイですよね。
つづきをプロンプトして並べてみました。

なぜ、このように「カットとカットを結びつける」ことを言い表す言葉がないのか・・・。
「カットとカットを結びつける」という行為は、単なる物理的な接続ではなく、その接続によって意味や感情、物語を生み出す非常に創作的な行為です。ひとつひとつのカットのつながりは、それぞれに性格が異なるため、単一の言葉でその多様な目的を表現することが難しいからかもしれません。
「映像づくりなんて自分ではできない・・・」と考える人の多くが、カット割りやカメラワークってよくわからない。編集って難しそうと考えているようです。
そこで弊社のホームページに、こんなページをつくりました。
「カットとカットはどうつなげているのか」
興味がある方はどうぞ。
【執筆者】
本記事は名古屋を中心とする地域の企業や団体の、BtoBビジネス分野の映像制作を専門に、プロデューサー/シナリオライター歴35年、ディレクター/エディター歴20年のキャリアをもつ株式会社SynAppsの代表が、映像制作を外注しようと考えている企業担当者に参考になるよう、参考情報を提供し、合わせて業界の後進のために、映像制作をビジネスとして営む上での知識や考え方、知っておくべきビジネス常識を綴る「名古屋映像制作研究室」の記事です。
【映像編集の基礎知識】
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【カメラワークとカット割】
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