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動画・映像制作用語

【DVD-Video】

dvdvideo

「DVD-Video」とは、主に市販やレンタルの映画ソフトなどに用いられている、映像や音声などをDVDに記録するための規格です。

メニュー画面を設定でき、その操作によって再生プログラムや字幕やチャプターなどを選択、再生、表示を制御できます。

片面1層で4.7GB、片面2層で8.5GBのデータを記録できます。

MPEG-2という映像圧縮技術を使用していて、解像度はNTSCで720×480ピクセル(SD)、PAL地域では720×576ピクセルです。アスペクト比は4:3または16:9(スクイーズして記録)です。



オーサリングソフトが必要


メニュー画面を設定するなどの、市販DVD同様の操作・再生を実現するDVD-Videoを作成するためには、専用のオーサリングソフトを使う必要があります。



家庭用のDVDレコーダーでDVD-RにDVD-Video形式の映像を記録する



記録モード


DVDレコーダーには、主に「VRモード」と「ビデオモード」の2つの記録モードがあります。DVD-Video形式で記録する場合は、「ビデオモード」を選択する必要があります。「ビデオモード」は、DVDプレーヤーとの互換性が高く、多くの機器で再生できます。


ファイナライズ処理


DVD-Rに記録した後、他のDVDプレーヤーで再生するためには、「ファイナライズ」という処理が必要です。ファイナライズとは、ディスクを他の機器で読み取れるようにするための処理です。ファイナライズをしていない場合、DVDレコーダーでしか再生できない場合があります。


互換性


古いDVDプレーヤーでは、DVD-Rの再生に対応していない場合があります。また、DVD-Rの種類(例えば、DVD-R DLなど)によっては、再生できない場合もあります。DVDレコーダー、DVDプレーヤーの対応記録メディアの確認をしましょう。


注意点


DVD-Rは一度記録すると、内容を消去したり、編集したりすることはできません。これらの点に注意すれば、家庭用のDVDレコーダーでDVD-RにDVD-Video形式の映像を記録し、他のDVDプレーヤーで再生することができます。




DVDーVideoは高画質とは言えません


DVD-Videoの画質を今でも高画質だと考えている人が意外といらっしゃいます。

DVD-Video規格のDVD盤や再生機が発売されたのは1996年。当時画期的と言われたMPEG-2圧縮技術によって実現しました。それまでアナログテープのVHS画質に慣れていた人々は、デジタル映像そのものとも言える「くっきりとした映像」を最高の画質として認識したことに由来します。

しかし、DVD-Videoの解像度はあくまでSD(720×480)ですので、現在一般的になっているFHD(1,920×1,080)からすると、その精細度は雲泥の違いです。


我々が企業から請け負って制作した映像も、納品時にお客様から「DVDもください」と言われることが多いのですが、その時は必ず「DVD-Videoですか?」「DVD-Rに.FHDの動画ファイル(.mp4など)を入れてものでいいですか?」とお尋ねします。

DVD-Videoをご希望ですと、せっかくの高画質が台無しになります。またDVD-RでOKの場合でも、普通のご家庭のDVDプレーヤーでは、DVD-Rに保存したメディアファイルは再生できませんので、勘違いしていると大変だからです。

なお、DVD-Rに動画ファイルを入れて納品された場合、視聴する時はDVDーRに収納されたメディアファイルを、PCにコピーして再生することをお勧めします。高画質(高ビットレート)のデータの場合、PCのスペックによっては、DVDの読み込み速度が追いつかないことがあるためです。

DVD-Video(ディーブイディービデオ)

​【関連用語】

1. DVD-R


DVD-Recordableの略。1回のみ書き込み可能なDVD。PCのディスクプレーヤーでのデータの保存、家庭用DVDレコーダーで録画などに使用。



2. ビットレー


データ転送速度のこと。映像や音声の品質に関わり、数値が高いほど高画質・高音質。


3. MPEG2


1996年に規格化。DVD-Videoで採用されている映像圧縮規格。画質とデータ容量のバランスが良い。mp4よりもファイルは大きくなります。


4. 解像度


映像の精細さを表す数値。画素数で示され、数値が高いほど高精細な映像。



5. アスペクト比


映像画面の縦横比。16:9や4:3などがあります。

 

 

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