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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
インタビュー
特定の個人やグループに対して質問を行い、その回答を映像として記録する行為です。単なる情報の収集にとどまらず、映像に真実味を与えるための重要な要素となり、映像作品では多様な役割を果たします。
ドキュメンタリー作品では、当事者の生きた証言を通して、出来事の背景や影響をより深く理解することができます。また、ニュース報道では、関係者のインタビューを通して、事件の真相に迫り、視聴者に情報を伝えることができます。さらに、企業のPR動画では、社員や顧客のインタビューを通して、企業の理念や製品の魅力を伝えることができます。
1. インタビューの役割
ストーリーテリングの深化
対象者の言葉を通して、物語に人間味とドラマ性を加え、視聴者を深く物語の中に引き込むことができます。例えば、ドキュメンタリーで、ある事件の被害者のインタビューを挿入することで、視聴者はその事件の深刻さをより深く理解し、感情移入することができるでしょう。
情報の多角的な視点
対象者の生の声は、客観的な事実だけでなく、主観的な意見や感情も捉え、より多角的な視点から情報を提供します。例えば、社会問題に関するドキュメンタリーで、様々な立場の人々のインタビューを組み合わせることで、問題の複雑さを浮き彫りにすることができます。
視聴者との共感の醸成
対象者の体験や想いに共感することで、視聴者は作品への感情移入を深め、より強い印象を受けます。例えば、スポーツ選手のインタビューで、その選手の努力や挫折、そして成功までの道のりを聞くことで、視聴者は選手に共感し、感動を覚えるでしょう。
作品の信頼性向上
専門家や関係者のインタビューは、作品の信頼性を高め、視聴者に説得力を与えます。例えば、科学ドキュメンタリーで、専門家のインタビューを挿入することで、作品の科学的な裏付けを証明することができます。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
インタビューを成功させるためのポイント
インタビューには、シナリオに沿って事前に決めた質問をして効率的に情報を収集する。自由な会話形式で、対象者の深い考えや感情を引き出す。予定した質問をベースに、状況に応じて自由に質問を加えることで、柔軟な対応をするなどの方法があります。
インタビューを成功させるためには、事前の準備が不可欠です。対象者について徹底的にリサーチし、質問内容を具体的に準備しましょう。また、緊張を解き、自然な会話を促すような雰囲気作りも重要です。対象者の立場によって、あらかじめ質問内容を送付しなければならない場合もありますが、慣れていない人の場合、回答がセリフのようになってしまいますので注意が必要です。
「コメント撮り」はインタビューとは異なるものです。
