ダッチアングル
被写体に対してカメラを意図的に傾けて撮影する「撮影法」あるいは「構図法」を指します。(詳細は以下)
1. 効果
非日常的な雰囲気
日常的なシーンを非日常的に見せることができる。
主観的な視点の存在
被写体を見ている“見る主体”の存在を、その映像(写真・絵)を見る人に意識させる。
不安定感や緊張感
緊張感や不安定な状況を表現できる。
2. 活用例
ニュース番組のヘッドラインなど
ニュースの重大性、速報性や緊迫感を強調
サスペンス・ホラー
隠れている視点、遺棄されたものからの視点等を演出
ダンス・アクション
激しい動きを表現する
ミュージックビデオ
独特な世界観を表現する
最近の話題
3. ドラマ映像とニュース映像で異なるダッチアングルの意味
2025年10月25日追記
ドラマ・映画での意味
不安感や違和感の演出 - 心理的な不安定さや異常な状況を表現
緊張感の創出 - サスペンスやホラーシーンで観客を不安にさせる
混乱や狂気の表現 - キャラクターの精神状態の乱れを視覚化
様式美 - スタイリッシュな演出として意図的に使用
ニュース映像での意味
撮影の失敗や不手際 - カメラマンが急いで撮影したり、不安定な場所から撮影している
混乱した現場状況 - 事故や災害の現場で三脚が使えない、まともに構える余裕がない
アマチュア撮影 - 一般市民が撮影した素材で、技術的な問題
4. ニュース番組のヘッドラインでのダッチアングルの意図
2025年10月25日追記
ダイナミズムと緊張感の演出
静的なニュース映像ではなく、動きと勢いを感じさせる
視覚的インパクト
視聴者の注意を引き「今から重要な情報が始まる」という期待感を高める
現代性・スピード感
情報が素早く動く現代社会、リアルタイム性を象徴
エネルギッシュな印象
番組の活気や取材の積極性をアピール
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【関連情報】
1. アイレベルアングル
人の目の高さから水平に撮影する最も基本的なカメラアングルです。自然な視点で被写体を捉え、視聴者に違和感を与えません。会話シーンや日常描写に使用され、観客は主人公に同化しやすくなります。
2. ローアングル(あおり)
被写体を下から見上げるように撮影するアングルです。被写体に威圧感や存在感を持たせる効果があり、人物の強調や建築物の壮大さを表現する際に使用されます。子供目線など特定の視点表現にも活用されます。
3. ハイアングル
被写体を上から見下ろすように撮影するアングルです。被写体を小さく弱々しく見せ、寂しさや孤独感を表現します。また広い場所の全体像を捉える際にも効果的です。クレーンやドローンで高所から撮影します。
4. サイドアングル
被写体を横から撮影するアングルです。人物の横顔や動きの方向性を表現する際に使用されます。複数の被写体の関係性表現にも効果的です。会話シーンでは視線の先に十分なスペースを確保することが重要です。
5. オーバーショルダー
人物の肩越しに別の被写体を撮影する構図です。主に会話シーンで使用され、二人の関係性や距離感を視覚的に表現します。視聴者に会話の一方の視点を提供し、共感を高める効果があります。

