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動画・映像制作用語

【ミックスダウン】

mixdown

「ミックスダウン」とは、複数のトラックに記録された音声や映像の素材を、音量や質感などを調整しながら、最終的な一つのコンテンツ、または意図のあるグループにまとめる作業を指します。

古くは1インチとか2インチもある磁気テープを使用した、8ch、16chなどのマルチトラックのテープレコーダー(MTR)で記録された音声を、楽器グループごと、あるいは完成版としてステレオや4chの音声に仕上げる作業を言いましたが、デジタルになった現在でも、さまざまな場面で概念的には同じミックスダウン作業をしています。

MA作業では、映像データに音声データをリンクさせて、同様のミックスダウンを行なっています。

ミックスダウンは主に複数の音源を一つにまとめるという意味合いで使われますが、どの分野で使われているかによって、具体的な作業内容や目的が異なります。



音楽制作におけるミックスダウン


音楽制作の最終段階の一つで、複数のトラックに録音された音源(楽器、ボーカルなど)の音量、音質、定位(左右の聞こえ方)、エフェクトなどを調整し、一つのステレオまたはサラウンドの音声ファイルにまとめる作業のことです。



映像制作におけるミックスダウン 


映像制作においても、複数の音声トラック(セリフ、効果音、BGMなど)のバランスを調整し、一つの音声ファイルにまとめる作業をミックスダウンと呼ぶことがあります。音楽制作におけるミックスダウンと基本的な考え方は同じです。


ミックスダウン

​【関連用語】

1. フェーダー


信号の音量を連続的に調整する操作子。ミキサー卓上で縦にスライドさせるものが一般的。トラックやバスの音量バランスを視覚的に把握しやすく、楽曲全体のダイナミクスをコントロールする上で不可欠です。



2. パンポット


音像の左右の定位を調整するつまみ。ステレオ空間における音の配置を決定し、楽器の分離感や広がりを演出します。左に回せば左から、右に回せば右から音が聞こえるように調整します。



3. イコライザー


特定の周波数帯域の音量を増減させる機能。音色の調整、楽器ごとの音域の分離、不要な帯域のカットなどに使用。楽曲全体のサウンドバランスを整え、音の質感や明瞭度を向上させます。



4. リバーブ


音の反響効果をシミュレートするエフェクター。音に奥行きや広がり、空間的な雰囲気を与えます。ホールのような残響から、小さな部屋の反響まで、様々な空間を表現できます。



5. コンプレッサー


音のダイナミクスレンジ(音量の差)を狭めるエフェクター。音圧を上げたり、音量を均一にしたり、アタック感を強調したりする効果があります。ボーカルや楽器の存在感を際立たせるのに役立ちます。

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ブログカテゴリー「録音・音声」

 

 

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