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動画制作仕様書作成ガイド

更新日:3月2日

仕様書はなんのために作るのでしょうか


動画制作の仕様書には、大きく分けて2つの使い方があります。


① 複数社への見積もり・企画提案を求める場合

複数の制作会社にフェアな条件で提案・見積もりを求めるには、詳細な仕様書が不可欠です。同じ条件で比較できるよう、できる限り具体的に記載しましょう。


② 特定の制作会社に指名発注する場合

この場合、最初から詳細な仕様書を用意する必要はありません。目的やターゲットなど骨格となる情報を共有したうえで、制作会社と相談しながら仕様を詰めていくほうが、時間もコストも効率的です。仕様書は「相談の出発点」と考えてください。



仕様書に書くべきこと


どちらの場合でも、以下の1-1〜1-3は必ず記載してください。制作の目的とターゲットが明確でなければ、制作会社はそもそも提案の土台を作れません。それ以外の項目は、指名発注の場合は決まっている範囲で記載すれば十分です。



1. プロジェクト概要

項目

必須

1-1. プロジェクト名

採用動画

1-2. 動画の目的

会社の認知度向上、エントリー人数の増加

1-3. ターゲット層

新卒、第二新卒

1-4. 掲載媒体

自社ウェブサイト、企業説明会


1-5. 納期



1-6. 予算




2. 動画の内容

項目

2-1. 動画の長さ

30秒、1分、10分

2-2. 表現方法

実写、インタビュー、アニメーションなど

2-3. ストーリー

おおまかな動画の流れ

2-4. 使用する素材

映像、音声、音楽など

2-5. ナレーション

有無、イメージ


3. その他

項目

3-1. 撮影条件

日程・場所が決まっている場合など

3-2. 納品形式

MP4、MOVなど

3-3. 修正対応

修正回数の目安、上層部の決済方法など

3-4. 著作権の帰属



仕様書作成のポイント


具体的に書く 抽象的な言葉は制作会社によって解釈が異なります。


❌「かっこいい動画」 ✅「10代女性が共感できるような、明るく楽しい雰囲気の動画」

参考動画を示す

言葉で伝えにくいイメージは、参考動画のURLを添えるのが一番の近道です。


決まらない項目は空欄で

OK 指名発注であれば、空欄のまま制作会社に持ち込んで一緒に考えましょう。「何を決めればよいか」のアドバイスも含めて相談できます。



まとめ


指名発注

見積もり・企画競合

仕様書の役割

相談の出発点

公平な比較の基準

必須記載

1-1〜1-3(目的・ターゲット)

全項目できる限り詳細に

仕様の決め方

制作会社と対話しながら決定

事前に社内で固めて提示

コスト効率

相談過程で最適化しやすい

複数案の比較検討が可能


仕様書は「完璧に書き上げるもの」ではなく、「制作会社と良い動画をつくるための共通言語」です。指名発注であれば気軽に持ち込み、競合提案であれば丁寧に準備する——その使い分けが、コストと品質の両立につながります。


補足:競合提案を求める場合 企画案・シナリオ・絵コンテの提案を求める場合は、プレゼン費用の負担について事前に明確にしておきましょう。


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映像制作を発注する企業担当者のための情報発信です。

TomizoJInno.jpeg

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。

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