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なぜ私たちは「BtoBの映像制作会社」と名乗るのか

企業が映像をつくる目的は、多くの場合「印象づくり」ではなく、説明・共有・理解のためです。つまり「広告」ではないということです。

しかし実際の現場では、「Webに載せるから」「YouTubeに上げるから」という理由で、企業の映像の多くが広告の延長線として設計されてしまうのが実情です。

その結果、見た目は“それっぽい”けれど、肝心の業務内容や仕事の実態が、正しく伝わらない映像が量産されてしまいます。

私たちは、そこに強い違和感を持っています。


企業活動の中で使われる映像は、本来「惹きつける」ことよりも先に「正しく伝える」設計が必要です。

仕事の内容、現場のリアリティ、どんな人が、どんな環境で、どんな責任を持って働いているのか。それらが正しく伝わらない映像は、どれだけ“かっこよく”作っても、実務では役に立ちません。


実際、私が制作した採用映像の中には、ネット公開を前提にしていないものもあります。16分という長さの映像を、高校の生徒や進路指導の先生、関係者に向けて毎年DVD(.mp4)で配布し、「これを見てもらえれば仕事内容が分かります」と、企業の担当者が現場で説明ツールとして使い続けているケースがあります。


その映像では港湾荷役の現場で、大型重機(ガントリークレーンなど)を扱う仕事を、ただ“派手に見せる”のではなく、「どんな作業で、どんな責任があり、どんな技術が必要なのか」まで含めて正しく“かっこよく”見せる。

これは、広告的な演出力だけでは成立しません。業務理解、情報設計、構成の精度がないと、現場で使える映像にはならないからです。



ガンマンのイメージ
ガンマン


BtoBとBtoCは、設計の前提が違う


私たちが「BtoBの映像制作を主軸にしている制作会社」と名乗るのは、BtoC向けの映像を否定したいわけでも、広告的な手法を軽視したいわけでもありません。

ただ、企業の業務の中で使われる映像は、広告とは設計の前提が違うという前提に立っている、というだけです。


  • 誰に向けた映像なのか

  • どんな場面で使われるのか

  • どんな誤解を防ぐ必要があるのか

  • どこまで具体的に説明すべきなのか



こうした設計の考え方は、一般消費者向けのプロモーション映像とは、まったく別物です。

私たちは、この「企業の実務の中で使われる映像」を主戦場として考えています。だからこそ、自分たちのことをBtoBの映像制作を主軸にしている制作会社と表現しています。



映像づくりを「印象づくり」では終わらせない


企業映像は、「いい感じに見える」ことがゴールではありません。


  • 説明が成立しているか

  • 誤解を生まない設計になっているか

  • 現場で“使える”か


そこまで含めて初めて、企業の映像は価値を持ちます。

私たちは、映像を“作品”づくりで終らせるのではなく、企業活動の中で機能する「道具」として設計することを重視しています。

それが、私たちがBtoBの映像制作を主軸にしている理由です。

 
 
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執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

​大学時代のラジオ番組の構成演出に始まり、映像ディレクター・プロデューサーとして40年以上の業界経験を積む。現在はその知見を基に、法人向けの戦略的映像制作・コンサルティングに従事しています。

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