動画・映像制作用語
【動画マーケティング】
dogamarketing
「動画マーケティング」とは、動画コンテンツを活用して、企業やブランドの認知度向上、顧客エンゲージメントの促進、リード獲得、売上増加などのマーケティングの目標を達成するための活動全般を指します。
動画マーケティングの強みは、テキストや画像だけでは伝えきれない情報を効果的に伝えられること、視聴者の記憶に残りやすいこと、共感や感情を喚起しやすいことなどが挙げられます。
よくある勘違いは、動画マーケティングの舞台になるインターネットが、放送メディアとは性格が異なることを忘れて、マスメディアと同様のコンテンツを企画制作することです。
注意が必要です。
1. 動画マーケティングコンテンツの制作
企業紹介、製品・サービス紹介、ハウツー、事例紹介、インタビュー、イベントレポート、広告動画など、目的に合わせた様々な種類の動画を企画・制作します。
2. 動画プラットフォームへの配信・最適化
YouTube、Vimeo、SNS（Facebook、Instagram、Xなど）、自社ウェブサイトなど、ターゲット層に合わせたプラットフォームを選定し、動画を配信します。また、動画のタイトル、説明文、タグなどを最適化し、検索されやすく、見られやすくなるように工夫します。
3. 動画広告の活用
YouTube広告、SNS広告などの動画広告を活用し、より多くのターゲット層にリーチします。
4. 動画の効果測定と分析
動画の視聴回数、視聴時間、エンゲージメント率（いいね、コメント、シェアなど）、コンバージョン率などを測定・分析し、改善策を検討します。
5. 他のマーケティング施策との連携
動画コンテンツをブログ記事に埋め込んだり、メールマガジンで紹介したり、SNSでシェアしたりするなど、他のマーケティング施策と連携させることで、相乗効果を高めます。
効果的な動画マーケティング戦略
明確な目標設定
動画制作前に具体的な目標（認知度向上、リード獲得、コンバージョン率向上など）を設定し、KPIを明確にします。
ターゲットオーディエンスの理解
年齢、性別、興味関心、行動パターンなど、ターゲット層を詳細に分析し、彼らが求める価値を提供します。
ストーリーテリングの活用
単なる商品説明ではなく、視聴者の心に響くストーリーを構築することで、ブランドとの感情的なつながりを創出します。
モバイルファースト
スマートフォンでの視聴を前提とした縦型動画や、音声がなくても内容が伝わる字幕付き動画の制作を検討します。
シリーズコンテンツの展開
継続的な視聴を促すため、関連性のある複数の動画をシリーズ化します。
【関連用語】
重要な指標
1. 認知度向上・ブランディング
視聴回数
動画が再生された回数です。より多くの人に見てもらうことが認知度向上に繋がります。
リーチ数
動画を視聴したユニークユーザーの数です。視聴回数だけでなく、実際に何人の人にリーチできたかを確認できます。
インプレッション数
動画のサムネイルなどが表示された回数です。認知の入り口となる指標です。
視聴維持率
視聴者が動画をどの程度見続けたかを示す割合です。動画の冒頭で離脱が多い場合は、内容や構成を見直す必要があります。
ブランド認知度調査
動画視聴前後でアンケートを実施し、ブランド認知度がどのように変化したかを測定します。
指名検索数
動画公開後に、ブランド名や関連キーワードの検索数が増加したかを測定します。
2. エンゲージメント向上
いいね数
動画に「いいね」された数です。視聴者の共感度を示す指標となります。
コメント数
動画に寄せられたコメントの数です。視聴者の関心の高さや意見交換の活発さを示します。
シェア数
動画がSNSなどで共有された回数です。動画の拡散力を測る指標となります。
チャンネル登録者数
動画視聴後にチャンネル登録者数が増加した数です。今後の継続的な関係構築に繋がります。
クリック率（CTR）
動画内のリンク（ウェブサイト、関連動画など）がクリックされた割合です。視聴者の興味関心の度合いを示します。
視聴時間
視聴者が動画を視聴した合計時間です。エンゲージメントの深さを示す指標となります。
3. コンバージョン促進
コンバージョン数
動画を視聴したユーザーが、設定した目標（商品購入、資料請求、問い合わせなど）を達成した数です。最終的な成果を示す最も重要な指標の一つです。
コンバージョン率（CVR）
動画視聴者全体のうち、コンバージョンに至った割合です。動画の費用対効果を測る上で重要です。
クリック単価（CPC）
動画広告などを利用した場合、1クリックあたりにかかった費用です。広告効率を評価する指標です。
顧客獲得単価（CPA）
1件のコンバージョンを獲得するためにかかった費用です。マーケティング全体の効率性を評価する指標となります。
売上金額
動画マーケティングによって直接的または間接的に発生した売上金額です。
問い合わせ数
動画視聴後の問い合わせ件数です。見込み顧客の獲得状況を把握できます。