動画・映像制作用語
【モーションピクチャー】
motionpicture
「モーションピクチャー(Motion picture)」とは、一般的に映画や動画を指します。
「フィルム(Film)」や「ムービー(Movie)」とほぼ同義ですが、Motion pictureはやや古風で硬い表現として使われることがあります。
また、技術的な文脈で、静止画の対義語として使用されることがあります。
映画の黎明期などには Motion pictureという言葉が一般的だったため、古い映画会社のロゴや歴史的な資料などに、この言葉が見られることがあります。
日本で使われていた「活動写真」という言葉は、このMotion pictureを直訳したと思われます。
現在一般的に定義されている「シネマティック動画」は、写真のような質感を標榜していることから、若いビデオグラファーが、屋号の傍にMotion pictureと記してあるのを時々見かけます。
「動画」という言葉では表せない、1枚1枚の画像の完成度を重視している・・・という意味で使われているようです。

【関連用語】
1. 映画
元々はフィルムムービーカメラで撮影して、主に映画館での上映のために製作された映像コンテンツですが、現代ではほとんどデジタル(ビデオ)カメラで撮影しています。
2. フィルム(Film)
特に映画の素材としての「フィルム」を指す場合もありますが、作品全体を指すこともあります。映画以外の、単に映像コンテンツのことを指す場合もあります。
3. ムービー(Movie)
日常会話で最も一般的に使われる「映画」の英単語です。映像制作業界では、文脈の中で写真(スチール)の対義語として、ムービーという表現を使うことがよくあります。
4. ピクチャー(Picture)
Pictureは文脈によって静止画と動画の両方を指しますが、現代の日常会話では映画の意味で使う場合はやや限定的で、特に単数形では静止画の意味合いが強いと言えます。複数形の「Pictures」も映画を指すことがありますが、より一般的なのは「Movies」です。
5. シネマ(Cinema)
芸術的な側面を持つ映画や、映画館を指すことがあります。日本語にある「キネマ」はcinemaのことです。