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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
スクリプト
日本においては番組の進行台本、あるいは撮影した映像についての詳細な記録を指します。
日本の放送業界では番組撮影や生放送の本番に臨む台本であることに対して、映画、ドラマ制作の現場では撮影後の編集などに参照するための、撮影内容や技術情報を詳細に記述した書類です。
日本の映画撮影現場では、撮影するカットごとに映っている人や服装、大道具、小道具、光の向き、テイクごとのOKカットなどを記録するスタッフを「スクリプター」ないしは「記録(係)」と言います。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
現場ごとの使い分け
1. 台本・脚本(脚本家・ディレクター)
最も一般的で伝統的な意味です。英語の "Script" そのままの定義です。
内容: セリフ、ト書き、柱(場所・時間)が書かれた進行の設計図。
現場での会話: 「第3話のスクリプト、決定稿あがった?」
VP制作の場合: 構成案やナレーション原稿を指して「スクリプト」と呼ぶことがあります。
2. 記録・スクリプター(撮影現場)
現場で撮影の進行を記録する「スクリプター(記録)」という職種、およびその業務に関連する記録を指します。
内容: 撮影したカットのOK/NG、衣装の繋がり、役者の動き、カメラのレンズ設定などを細かく記したシート。
役割: 編集段階で「実写」素材がバラバラにならないよう、矛盾を防ぐための命綱です。
現場での会話: 「スクリプト(記録)確認して、どっちの手でコップ持ってた?」
3. 自動処理プログラム(VFX・CG・編集・実装)
ITやプログラミングに由来する意味で、現代のデジタル制作では欠かせない要素です。
内容: After EffectsやMayaなどのソフト上で、複雑な作業を自動化するための簡易的なプログラムコード。
役割: 大量のテロップの色を一括で変えたり、実写素材に特定のノイズを自動で乗せたりする「仕組み」を作ること。
現場での会話: 「このエフェクトを全カットに適用するスクリプト書いておいたよ」
