動画・映像制作用語
【シークバー】
seekbar
「シークバー(Seek bar)」は、メディアファイルの再生位置を視覚的に表示し、操作するためのユーザーインターフェース要素です。
この機能の仕組みは、主に以下の要素によって構成されています。
1. メディアファイルのメタデータ
メディアファイルには、再生時間やフレーム数などのメタデータが含まれています。
シークバーは、このメタデータを参照して、全体の再生時間や現在の再生位置を把握します。
2. 再生プレーヤーの制御
再生プレーヤーは、メディアファイルのデコードと再生を制御します。
シークバーの操作に応じて、再生プレーヤーに再生位置の変更を指示します。
3. ユーザーインターフェース
シークバーは、グラフィカルなユーザーインターフェースとして表示されます。
ユーザーは、マウスやタッチ操作でスライダーをドラッグしたり、バー上の任意の場所をクリックしたりすることで、再生位置を変更できます。
4. 具体的な仕組み
ユーザーがシークバーを操作すると、再生プレーヤーは指定された再生位置にメディアファイルを移動します。
再生プレーヤーは、指定された位置からメディアファイルのデコードと再生を開始します。
シークバーは、再生プレーヤーから現在の再生位置の情報を取得し、スライダーの位置を更新します。
5. 技術
シークバーの実装には、プログラミング言語やフレームワークが使用されます。
Webブラウザでは、HTML5の
<video>
要素や<audio>
要素、JavaScriptなどが使用されます。スマートフォンアプリでは、各プラットフォームのネイティブUIフレームワークやクロスプラットフォームフレームワークが使用されます。
6. 補足事項
シークバーの精度は、メディアファイルの形式や再生プレーヤーの性能によって異なります。
一部のメディアプレーヤーでは、シークバーにサムネイル画像を表示することで、より正確な再生位置の特定を可能にしています。
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メディアファイルプレーヤーには、シークバー以外にも様々なUI要素があります。
1. 再生コントロール
再生/一時停止ボタン:メディアの再生と一時停止を切り替えます。
停止ボタン:メディアの再生を完全に停止します。
早送り/巻き戻しボタン:メディアを高速で前後に移動します。
音量調節スライダー:音量を調節します。
ミュートボタン:音声を消音にします。
フルスクリーンボタン:画面全体にメディアを表示します。
リピートボタン:メディアを繰り返し再生します。
シャッフルボタン:メディアをランダムな順序で再生します。
2. 表示関連
再生時間表示:現在の再生時間と全体の再生時間を表示します。
タイトル/アーティスト表示:メディアのタイトルやアーティスト名を表示します。
プレイリスト:再生するメディアのリストを表示し、管理します。
字幕/クローズドキャプション:字幕やクローズドキャプションを表示します。
サムネイル表示:動画などのシークバー上で、再生位置のサムネイルを表示する機能です。
3. その他
メニューバー:ファイル操作や設定など、プレーヤーの各種機能にアクセスできます。
コンテキストメニュー:右クリックなどで表示され、状況に応じた操作ができます。