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映像制作を発注する企業担当者のための用語解説です。
ガンマ値・ガンマ補正
人間の視覚特性に合わせて、画像の明るさを調整するために用いられます。ガンマ補正は、その数値を使って明るさの階調を曲線的に補正することです。ガンマ(γ)値は、この人間の視覚特性に合わせて、画像の明るさを調整するために用いられる、曲りの強度を表す数値です。
階調=グラデーションをイメージしてください。グラデーションは濃淡が連続的に変化しますが、人間の目は、暗い部分の変化よりも明るい部分の変化に対して敏感です。つまり、暗い部分の階調を細かく表現するよりも、明るい部分の階調を細かく表現する方が、より自然に見えるのです。
コンピューターの画像処理においては、中間調(グレー)の明るさを示す用語です。
ガンマ補正が必要な理由
ディスプレイの特性
同じ画像でも、ディスプレイの種類や設定によって見え方が大きく変わります。これは、各ディスプレイが持つ固有のガンマ特性によるものです。ガンマ補正を行うことで、目的とする視聴環境で意図した通りの色や明るさで画像を表示するよう調整します。
人間の視覚特性
人間の目は、暗い部分の変化よりも明るい部分の変化に対して敏感です。ガンマ補正は、この人間の視覚特性に合わせて、画像の明るさを調整することで、より自然な見え方を実現します。
映像の用途
映像の用途によっても、適切なガンマ値は異なります。例えば、映画館のような暗い環境で鑑賞する映像と、明るい部屋で鑑賞する映像では、最適な明るさが異なります。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
理系の人なら直感的に理解するγ値ですが、理系が苦手な人にはいまひとつこの概念がイメージ出来ないかもしれません。
ガンマ特性(Gamma Characteristic)とは
ガンマ特性とは、ディスプレイやカメラなどの映像機器において、入力信号の強度と出力(輝度)の関係を表す特性のことです。
基本的な概念
入力信号と出力輝度の関係は「べき乗関数」で表され、γの数値によって下の画像のように変化します。
ガンマ値と見え方
ガンマ値特性γ = 1入力と出力が線形(比例)
γ > 1暗部が潰れ、ハイライトが伸びる
γ < 1暗部が持ち上がり、明るい部分が圧縮される
一般的なディスプレイは γ ≈ 2.2(sRGB規格)が標準です。
