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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。

レンダリング

コンピュータ上で作成された3Dモデルや映像などのデジタルデータを、人間が視覚的に確認できるような画像や動画に変換する処理のことです。(詳細は以下)

レンダリングを解説するイメージ(監修・神野富三)

レンダリングのイメージ


例えば、3Dソフトで作ったキャラクターや建物は、コンピュータの中では数字や座標で表現されています。この数字のデータだけでは、私たちにはどんなものか分かりません。レンダリングを行うことで、これらのデータに光を当てたり、影をつけたり、質感を与えたりして、現実世界のような立体感のある画像や動画として表示されます。




レンダリングの目的


視覚化

 コンピュータ内部のデータだけでは、完成イメージを掴めません。レンダリングによって、実際にどのような見た目になるかを確認できます。


出力

完成した作品を、画像ファイルや動画ファイルとして保存したり、他のソフトに渡したりするために、レンダリングが必要になります。




レンダリングの種類


リアルタイムレンダリング

ゲームやVRのように、インタラクティブに操作しながらリアルタイムで表示するレンダリング。


オフラインレンダリング

高品質な映像を作成するために、時間をかけて高精度の計算を行うレンダリング。映画やCMなどでよく使われます。




レンダリングに時間がかかる理由


レンダリングに時間がかかる理由は、コンピュータが膨大な計算を行う必要があるからです。


解像度

出力する画像や動画の解像度が高いほど、計算量が増えます。


複雑さ

3Dモデルの形状や、施されたエフェクトが複雑になればなるほど、計算量が増えます。


サンプリング数

光の計算方法によって、サンプリング数と呼ばれる数値が大きくなると、計算量が増えます。


TomizoJInno.jpeg

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。

映像制作会社としての視点


映像編集ソフトにおけるレンダリング


編集作業中、画面上で見ている映像は一時的な表示にすぎません。トランジション効果、カラー調整、テロップ、複数レイヤーの合成など、様々な編集作業を加えると、コンピュータはそれらの指示を計算して映像を作り出す必要があります。レンダリングは、これらの編集内容を実際の映像データとして生成する処理です。

例えば、編集中にコンピュータの処理能力が追いつかず、映像の再生がスムーズでない場合があります。このような時にレンダリングを行うと、一時的なプレビューファイルが作られ、スムーズな再生が可能になります。


また、編集が完了した作品を最終的な形式で書き出す際にも、レンダリング処理が必要になります。

レンダリングには編集内容の複雑さや映像の長さに応じた時間がかかります。特に高解像度の映像や複雑なエフェクトを多用している場合は、かなりの処理時間を要することがあります。このため、編集のワークフローを考える上で、レンダリング時間は重要な考慮要素となっています。

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