動画・映像制作用語
【シャープネス】
sharpness
「シャープネス」とは、画像の輪郭がどれだけくっきりしているか、つまり、画像の鮮やかさやクリアさを表す指標です。
シャープネスが高い画像は、輪郭がはっきりしており、細部までくっきりと見えます。逆に、シャープネスが低い画像は、輪郭がぼやけており、全体的にぼんやりとした印象になります。
シャープな画像は、見る人に鮮明でクリアな印象を与え、視覚的に訴求力・インパクトが高まります。
シャープネスと解像度の関係
解像度が高いとシャープネスを高めやすい
解像度が高いということは、画像に多くの情報が含まれているということです。そのため、画像処理によって輪郭を強調し、シャープネスを高めやすくなります。
解像度だけではシャープネスは決まらない
解像度が高い画像でも、ピントが合っていなかったり、ノイズが多かったりすると、シャープネスが低くなることがあります。シャープネスは、解像度に加えて、レンズの性能、撮影時の条件、画像処理など、様々な要素に影響されます。
シャープネスは調整可能
シャープネスは、画像処理ソフトなどで調整することができます。しかし、過度な調整は、画像を不自然にする可能性があるため、注意が必要です。

【関連用語】
1. 明度と輝度
明度と輝度は、ほぼ同義語として扱われることが多いですが、厳密には異なる概念です。輝度は、光源の明るさを表す物理量ですが、明度は、人間の視覚で感じる明るさを表す心理的な量です。
2. ガンマ補正
ディスプレイや印刷機器など、表示装置によって明るさの表現能力が異なるため、ガンマ補正と呼ばれる処理を行うことで「階調」がより自然に見えるよう、見た目の明るさを調整することがあります。
3. 階調
明暗の段階的な変化のことです。階調数が多ければ、より滑らかなグラデーションを表現できます。
4. コントラスト
コントラスト」とは、画像の明るい部分と暗い部分の差のことです。
5. 解像度
画像の細かさを表す指標です。解像度が高いほど、より多くの情報を含めることができます。