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映像制作を発注する企業担当者のための言葉の解説です。
2ショット・3ショット・1ショット
写真や映像撮影で画面に写り込む人数を表現する用語です。(詳細は以下)
今では慣用句として一般化した撮影用語ですが、一般社会での「2ショット」はカップル、恋人、恋愛関係などの意味に転じています。
1ショット
1人が画面に収まるように撮影した映像
インタビューや人物紹介でよく使用
個人の表情や感情を詳しく伝えられる
話者のクローズアップなどで多用される
2ショット
2人が同時に画面に収まるように撮影した映像
対談や会話シーンで頻繁に使用
人物間の関係性や距離感を表現できる
結婚式や家族写真などでも一般的
3ショット
3人が同時に画面に収まるように撮影した映像
グループでの会話シーンや集合写真で使用
複数人の相互関係を一度に表現できる
座談会やパネルディスカッションなどで活用
これらの「ショット」という単位は、撮影時のコミュニケーションやカメラワークの指示で頻繁に使用される基本的な撮影用語です。画面構成を検討する際の重要な要素となっています。

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。
映像制作会社としての視点
被写体となる方が同時に2人、3人となる場合、その「対話」の様子を撮影するには、1台のカメラでは捉えきれない場合があります。その場合、カメラの台数を追加させていただく場合があります。
「視線のやり取り」と「リアクション」の同時記録
対話において、話している人の表情と同じくらい重要なのが、それを聞いている側の「頷き」や「驚き」の表情です。1台のカメラでパンを繰り返すと、決定的な表情を撮り逃すリスクが高まります。そのため、「話者用(Aカメ)」「聞き手用(Bカメ)」「全体像(Cカメ)」といったマルチカメラ体制を組むことで、編集時に自然な切り替えが可能になります。
物理的な「引き」の限界
3ショットを撮影する場合、単に横幅が広がるだけでなく、全員にピントを合わせるために被写体からカメラを引き離す必要があります。一般的なオフィス会議室では、背後の壁にカメラがぶつかってしまい、全員をフレームに収められない、あるいは広角レンズによる「画面端の歪み」で人物の顔が伸びてしまうといった問題が発生します。
照明の複雑化
人数が増えれば、当然ながら光を当てるべき面積も広がります。1人の時は1〜2灯で済んでいた照明も、3人となると、全員に影が落ちないようにするためのベースライトや、背景から人物を浮かび上がらせるバックライトなど、機材量が増え、それを設置するための広い面積が不可欠となります。
