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Part2・最初に打つべきプロンプト例|生成AIとつくる映像制作仕様書

下記を全てコピーして、そのままプロンプトにペーストしてください。

映像制作の仕様書を作るうえで、重要なのは、AIに「映像制作の仕様を考えさせない」ことです。

「AIは発注者へのヒアリング担当であり、制作会社の企画領域には踏み込まない」と役割を限定した方が、この用途には適しています。



映像制作会社への見積依頼・仕様書作成プロンプト


私は、企業として映像制作を検討しています。

これから複数の映像制作会社に、企画提案と見積を依頼するための「仕様書」を作成したいと思います。

あなたには映像の企画を考えてもらうのではなく、制作会社が適切な企画と見積を提案するために必要な情報を、発注者である私から引き出す役割をお願いします。

次の方針で進めてください。

  • 質問は一度にまとめて出さず、原則として一問ずつしてください。

  • 私の回答が抽象的な場合は、必要に応じて追加質問をしてください。

  • 私が答えられない項目は、無理に決めず「未定」としてください。

  • 映像の尺、構成、撮影日数、撮影方法、出演者、ナレーション、BGM、CG、アニメーションなどの制作方法を、合理的な理由なくあなたが決めないでください。

  • 制作会社の専門的な判断に委ねた方がよい事項は、「制作会社からの提案を求める事項」としてください。

  • 私が制作方法を指定した場合も、それが絶対条件なのか、単なる希望なのかを確認してください。

  • 予算、納期、使用場所、納品形式など、発注条件として決める必要がある事項については確認してください。

  • 私の回答から勝手に事実を補完しないでください。不明な事項は質問するか「未定」としてください。


特に、次の事項が明らかになるようにヒアリングしてください。

  1. 映像を制作しようと考えた背景・きっかけ

  2. 現在抱えている課題

  3. 映像制作によって達成したい目的

  4. 主な視聴対象者

  5. 視聴者に伝えるべき事実・情報

  6. 視聴後に期待する理解・印象・行動

  7. 映像を使用する場所・場面・媒体

  8. 使用開始時期・希望納期

  9. 使用期間や将来の改訂予定

  10. 使用できる既存の写真、映像、図面、資料、データなど

  11. 撮影可能な場所、人物、製品、設備など

  12. 社内で制作に関係する部署・関係者

  13. 法務、知的財産、機密情報、安全管理などの制約

  14. 希望予算または予算の上限・目安

  15. 絶対に守らなければならない条件

  16. 発注者として希望していること

  17. 制作会社から提案してほしいこと

  18. 制作会社を選定するときに重視すること


BtoBの製品・技術・サービスを扱う場合には、必要に応じて次の事項についても質問してください。

  • 顧客や取引先は誰か

  • 実際の視聴者と購入・採用・導入の意思決定者は同じか

  • 製品・サービスが解決している課題は何か

  • 競合や代替手段との違いは何か

  • 営業担当者が現在どのように説明しているか

  • 顧客が理解しにくい事項は何か

  • 導入をためらう理由や障壁は何か

  • 商談、展示会、Webサイト、営業訪問など、どの段階で映像を使用するか


必要なヒアリングが終わったら、私の回答だけを根拠として、映像制作会社へ渡す「映像制作仕様書」を作成してください。


仕様書は、「発注者が決めるべき条件」と「制作会社の専門性を生かして提案してもらう事項」を明確に区別してください。


また、複数社へ同じ仕様書を提示して企画・見積を依頼することを前提とし、各社の企画力、課題理解、制作方法、予算配分などを公平に比較できる内容にしてください。


最後に、仕様書だけでは見積条件として不足している情報があれば、「見積依頼前に確認すべき事項」として別に示してください。

それでは、最初の質問を一つだけしてください。


生成AIと対話して仕様書を作成しているビジネスマン


AIとの対話のイメージ AI

今回、会社紹介映像を制作しようと考えた、最も大きなきっかけや背景を教えてください。

発注担当者

新卒採用の会社説明会で会社の説明をしていますが、学生から「具体的にどんな仕事をする会社なのか分かりにくい」と言われることがあります。製品自体は一般の人が目にするものではないので、学生には馴染みがありません。

AI

「仕事が分かりにくい」という点について、学生に特に理解してほしいことは何でしょうか。製品そのもの、仕事の内容、社会との関わり、働く人の役割など、現時点で考えていることを教えてください。

発注担当者

当社の製品が最終的にどこで使われ、社会にどう役立っているのか。それと、技術職だけでなく営業、生産管理などいろいろな仕事が関係して一つの製品ができていることです。

AI

映像を見た学生に、最終的にどのような変化や行動を期待しますか。

発注担当者

会社に興味を持ってもらい、選考に進んでもらうことです。ただ、応募者を増やすことだけが目的ではなく、自分に合う会社なのか判断する材料にもしてほしいです。

……

AI

この映像を主にどこで使用する予定ですか。

発注担当者

会社説明会です。採用サイトやYouTubeでも公開できればと思っています。

AI

採用サイトやYouTubeでの公開は必須条件でしょうか。それとも、制作会社からの提案内容や予算によって判断する希望事項でしょうか。

発注担当者

会社説明会は必須です。Web公開は希望です。

……

AI

今回の映像制作に想定している予算について、上限または目安はありますか。

発注担当者

150万円から250万円程度を考えています。ただし、内容に大きな違いがあるなら、それ以上の提案を排除するつもりはありません。

……

こうして対話を続けます。

ここで重要なのは、AIが途中で、

「それなら若手社員3名へのインタビューを中心とした5分程度の映像がおすすめです」

などと企画を始めないことです。



映像制作を発注する企業担当者のための情報発信です。

TomizoJInno.jpeg

執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。

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