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手法

映像制作業界における「手法」とは、映像をどのような方法で作り、どのような見え方や伝わり方にするかを決めるための、制作上で利用する具体的な技術を指します。撮影や編集といった工程だけでなく、表現の方向性や構成の選び方も含めて用いられる言葉です。

映像制作における使われ方


現場で使われる「手法」という言葉は、特別な技術や高度な演出だけを指すものではありません。実写かアニメーションか、インタビュー中心かナレーション中心か、テンポを速くするか落ち着かせるかといった、制作上の判断全般をまとめて表します。日常的な制作判断を指す、実務寄りの用語です。



企画との関係


手法は映像の目的そのものを決めるものではありません。「何を伝えたいのか」「誰に向けた映像なのか」といった点は企画の役割であり、手法はそれをどのような映像表現として実現するかを定める手段にあたります。企画が定まらないまま手法だけが先行すると、映像の意図が伝わりにくくなります。



流行や技術名との違い


映像制作では、流行している表現スタイルや技術名が「手法」として語られることがありますが、それらはあくまで選択肢の一つです。新しさや目新しさ自体が目的になることはなく、手法は常に内容や視聴者の状況に応じて選ばれるものとされています。



用語としての位置づけ


映像制作業界における「手法」とは、企画で定められた目的を、どのような作り方で、どのような印象の映像として届けるかを具体化するための制作上の選択の総体を指す用語です。企画に従属し、状況に応じて柔軟に変わる概念です。

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執筆者・神野富三
株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

​大学時代のラジオ番組の構成演出に始まり、映像ディレクター・プロデューサーとして、40年以上の業界経験を基に映像業界に関する知見を発信しています。

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手法を解説するイメージ(監修・神野富三)

​関連用語など

以下は企画で定められた目的に応じて選ばれる「手法=作り方の選択肢」の例です。これら自体が目的になるものではない、という点で共通しています。


インタビュー手法
人物に質問し、その発言を軸に構成するやり方。説明や説得力を重視する映像でよく使われます。


ドキュメンタリー調
事実や現場の様子を淡々と追い、演出を抑えた見せ方。リアリティや信頼感を重視する手法です。


ストーリー仕立て
起承転結や物語構造を意識して展開する手法。視聴者の感情移入を促したい場合に用いられます。


ナレーションベース
ナレーションを中心に情報を整理し、映像は補足として使う手法。説明動画や広報映像で一般的です。


テロップ重視
文字情報を多く用いて内容を伝える手法。無音視聴を前提としたWeb動画などで多用されます。


長回し
カットを割らず、一定時間撮り続ける撮影・編集の手法。臨場感や緊張感を生みます。


ジャンプカット編集
収録素材の不要な部分を削るだけの編集法。SNS向け動画でよく見られます。


再現映像
実際の出来事を役者や演出で再現する手法。説明や理解を助ける目的で使われます。


CG・アニメーション表現
実写では伝えにくい情報を図解や動きで示す手法。仕組み説明や抽象概念の可視化に用いられます。


シネマティック表現
映画的な画作りや色調を意識した手法。雰囲気や世界観を重視する場合に使われます。

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