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カメラ前

「カメラ前」とは、文字通りカメラの前、つまりレンズが向いている方向で画角内側に入る位置のことを指すと同時に、「映り込むから入るな」という意味で使うこともあります。

撮影中はもちろんですが、準備中の間もカメラマンビデオエンジニア、照明技師等はビューファインダーやモニターを見ながら様々な調整をしていますし、ディレクタープロデューサーが、スポンサーに構図の説明をしている場合もあります。


従って、「カット!」が掛かり、次の段取りに入る時以外には、スタッフが小道具の場所を調整したり、出演者の髪型を直すためにフレーム内に入る等の時は、「カメラ前失礼します」とか「カメラ前入ります」と、カメラマンやディレクターに了解を求めてから入るというルールがあります。

作業中の焦ったスタッフが不用意にカメラ前を横切ろうとすると、「カメラまえ!」と声が掛かります。プロデューサーであっても容赦なく叱責されます。



ロケ時のカメラ前


被写体から距離を置いてカメラを置き撮影している時には、カメラ前を通行人が横切ろうとしたり、見学人が集まってしまい、どうしてもフレームに入りそうになることがあります。こうした時はロケーションコーディネーターAD、さらにはスタッフ総出で、そうした人たちに平身低頭で場所を空けてもらい、カメラ前を死守します。決して「こら!入るな!」などと言ってはいけません。ロケ隊はあくまで「お邪魔している」ことを忘れずに。

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​【関連情報】

フレーム 

カメラが捉える範囲そのもの


画角

レンズが捉えられる範囲(角度)の広さ


フレーミング

被写体をフレーム内にどう配置するかを決めること


構図

画面内の要素の配置バランス


見切れる

フレーム内に映ってはいけないものが映り込む

映っていなければならないものが切れている

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