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映像制作見積書の要点6「録音」

更新日:3月19日

ここでは、映像と同期して聞こえてくる音声をつくる制作プロセスをすべて「録音」として考えます


1.撮影時に同時に収録する音声


・進行役の声

・出演者/インタビューを受ける人の声

・その場所の生音/ノイズ


それぞれの音源対象に対して、特性に合わせたマイクを用意し、ミキサーで調整した音声を、記録する動画ファイルの音声トラックに送り、録音します。カメラマンは画像の収録に集中していますので、音声については音声専門のスタッフが担当します。

間違いなく収録しているかどうか、リアルタイムにモニターすることが大変重要です。音量調整を機材の自動機能にまかせておくと、思わぬ歪が発生していることがあるからです。音声機材、スタッフの費用はカメラ、カメラマン同様に必要です。


撮影時の音声スタッフの技術料・人件費

@25,000〜45,000/8h




最近では音源を試聴・購入することができるWEBサイトが多数運用されていますので、楽曲も効果音もとても安価に入手可能ですが、「選曲」という仕事は単に「BGMを選ぶ」ということではありません。音楽、効果音は映像のシナリオ展開を補助ないしはリードする役割をするものですから、映像シナリオをよく理解できる専門のスタッフが行うことで、一味も二味もレベルアップした映像をつくることができます。


CMや映画では、音楽をオリジナルでつくって使用する場合があります。作詞、作曲、演奏を事前で行うわけですから、そういたギャラに加えて、録音スタジオなどの費用も加わり、数十万円〜数百万円と高額になります。


MAエンジニア(ミキサー)の技術料・人件費はスタジオ使用料に含まれているのが通常です


選曲/効果音づけ(専門スタッフ)

@30,000〜50,000(音源費含む)/3分

@50,000〜100,000(音源費含む)/10分


当社の場合

@5,000〜8,000/曲



3.MA


Mixing AudioとかMastering Audioの略だと言われますが、僕は後者を支持します。

ナレータや声優の声を録音し、1や2で用意された音源とミックスして1つの音声データにします。声の録音は編集済みの映像を流しながら、映像のタイミングに合わせてディレクターがCueをだし、ナレータ(等)が発声、声のトラックをつくった後、撮影時に収録した音声、音楽などと1本化するという段取りです。


“MAスタジオ”は、制作会社が自前で持っていることは稀で、普通はポストプロダクションを利用(レンタル)します。映像機器と音声機器を「同期」させて作業ができる設備を備えているため、録音だけのスタジオよりも少し高額になります。


スタジオ費用と技術者の技術料は、スタジオごとに時間単価で決まっています。制作者は制作する映像の尺や原稿量、作業量からレンタルする時間を推計して予約。クライアントに立ち会ってもらいながら、作業を進めるのが一般的です。立ち会い無しで行った場合、原稿の読み間違いや調整にミスがあった場合、作業を再度行わなければならなくなる可能性が高まり、時間も費用もロスが発生します。

ナレーター出演料(映像完成尺10分程度)

在名タレント@35,000〜60,000

有名ナレーター@150,000〜300,000


MAスタジオ使用料 @25,000〜35,000/h

当社の場合、MAスタジオの拘束時間は

〜3分くらいまでのMAではスタジオ使用は1時間 〜10分くらいまでのMAはスタジオ使用は2時間

を目安にしています。これは一般的な使用時間より短めですが、熟練のディレクションとMAエンジニアの技能がそれを可能にしています。


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映像制作を発注する企業担当者のための情報発信です。

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執筆者・神野富三
名古屋の映像制作会社 株式会社SynApps 代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして、JR東海・トヨタ自動車など200社以上の映像制作に携わる。

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